速いボールを投げる選手は〇〇に注意

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

高校野球は出場校が決まり、いよいよ甲子園での大会が始まります。
そんな中、野球界が注目する大船渡高校の佐々木投手の県大会決勝戦登板回避が話題となりました。

最近では球数制限の話や、一人の投手を酷使すべきでない、という議論があり、時代は変わってきていると思います。
あなたはどのような考えでしょうか?

こうした話題をきっかけに考えてほしいことは、佐々木投手のような将来のスター候補選手に限らず、どんな選手であっても肩や肘の怪我を考慮する必要があることです。
特に小学生や中学生のうちから肩が強かったり、球速が速い選手ほど注意が必要なのです。
そもそもなぜこれほどまでに大船渡高校の監督が佐々木投手の登板に慎重だったのかというと、
(もちろん佐々木投手以外の他の投手にも気を配っていたと思います)

一つ目に体がまだ出来上がっていなかったということ
二つ目に最速163kmという球速が人体に与える影響が未知数であったことです。

佐々木投手は190センチ近い身長があり、立派な体格をしていますが、骨自体はまだ成長途中であり、その強度は決して強いとは言えません。

人間は骨の成長が止まり、そこから丈夫な骨へと変わっていきます。
これには個人差がありますが、佐々木投手の場合、監督のもと病院で検査をしたところまだ骨は成長しきっていないそうです。

つまり体が成長しきって、トレーニングを積んでいるプロ野球選手が連投をするのとは全く訳が違うのです。

それに加えて最速163kmという球速が人体に与える影響は計り知れません。
以前もお伝えしましたが、人間はそもそもボールを投げるように作られていません。

例えば、
普段使っている椅子も正しく使えば問題はありませんが、使い方や座り方を間違え、そのまま間違った使い方をし続ければ壊れてしまいます。
それと同じように、ボールを投げることを想定していなかった人体にとって、ボールを投げること自体、ある意味「間違った使い方」と言えるでしょう。

もちろんそんな中でも、負担がかかりづらいフォームはありますが、どんなに綺麗なフォームで投げても、負担がかかることに違いはありません。
ましてやプロ野球界でも数名しか投げることができない160km台というボールを投げるということは、それだけで相当な負荷がかかることでしょう。
実際にメジャーで活躍する大谷選手も160kmの速球を投げられますが、昨年故障をしてしまいました。

彼のフォームは決して無理やりなフォームでなく、体自体も成長しきった
状態でトレーニングも積んでいました。
しかしそれでも故障は起きてしまうのです。

さてここで話を戻します。
速い球を投げることができるということは、こうしたリスクがあることを
頭に入れておくと

これは小学生や中学生ほど気をつけなければいけない問題だと改めて理解できると思います。

小学生や中学生は分かりきっていますが、体は成長段階です。
もちろん、佐々木投手よりも体は出来上がっていません。
しかしながら最近の小学生は、6年生ともなると100km〜130kmの
ボールを投げるといいます。
中学生も130km〜150kmを投げる選手まで出てきました。
これだけ速いボールを体が出来上がっていない小・中学生が投げるということは、それこそ慎重に登板を考えてあげる必要があります。

もちろんピッチャーに限らず、野手でも捕手でも肩が強くて速いボールを投げる選手には、注意が必要です。
実際に小・中学生年代の肩肘の故障は、野球先進国の中では、日本がダントツで多いというデータも出ているようです。
目先の勝利もほしいところですが、選手の将来のためにも指導者はこの問題を人ごとと思わずに小・中学生の野球においても勇気ある決断が必要となってくるでしょう。

PS
小・中学生の野球の場合、選手起用は父母との信頼関係も重要です。
選手の怪我を心配し連投をさせなかったにも関わらず

「いつも使われているのに今日は試合に使われなかった」

と保護者から言われてしまうと、どちらにとっても良いことはありません。

選手の起用法や作戦についてまで話し合う必要はありませんが、こうした怪我のリスクを考えての起用法については、事前に

『連投を避けるために今日は投げさせない』

など伝えておくと保護者の方も納得してくれることでしょう。

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