全国優勝チームのフィジカルデータ 甲子園優勝 智弁和歌山 ボーイズリーグ優勝 湘南ボーイズ
こんにちは
BASEBALL FUTUREの依田徹平です。
前回は勝つチームになるため、選手育成のために戦術面以外にフィジカル面の強化も大切ということをお伝えしました。そこで今回は2021年の甲子園を優勝した智弁和歌山高校の身長体重、中学のボーイズリーグの全国大会を制覇した湘南ボーイズの身長体重のデータをお伝えいたします。このデータをもとに自分のチームのフィジカルデータを分析してみましょう。
甲子園優勝智弁和歌山のフィジカルデータ
最近では選手育成のためにフィジカルデータを取ることが当たり前になってきました。
まず甲子園を優勝した智弁和歌山高校の決勝戦スタメンと途中から継投したエース中西投手のデータを足した平均値から
平均身長177cm(最高185cm 最低166cm)
平均体重82.4 (最高91kg 最低74kg)
平均身長は177cmと高く、一番背が低い166cmの選手以外は全て170cmオーバーの身長です。
内訳は以下
160cm台 1名
170cm台前半 3名
170cm台後半 4名
180cm台 3名
平均体重も82.4cmと高くなっており最低でも74kgなので全員が70kg以上ということになります。
内訳は以下
70kg台 5名
80kg台 2名
90kg台 3名
90kg台が3名ということにも驚きです。ちなみにこの3名は投手と4番を打つライトと5番を打つ1塁手です。
ボーイズ制覇の湘南ボーイズフィジカルデータ
次にボーイズリーグを制覇した湘南ボーイズの決勝戦スタメンと途中から継投したエース藤田投手のデータを足した平均値
平均身長174.1cm(最高189cm 最低163cm)
平均体重67.8. (最高88kg 最低53kg)
平均身長は174cmですが一番背の高い投手の藤田選手が189cmと飛び抜けており平均を上げているので藤田選手が抜けると平均はさらに下がってしまいます。一番背が低い選手は163cmですがその他にも4名160cm台の選手がいるので決して身長が高いチームとは言えません。
内訳は以下
160cm台 4名
170cm台前半 1名
170cm台後半 2名
180cm台 3名
平均体重も67.8cmとなっており最低は53kgとなっています。
内訳は以下
50kg台 2名
60kg台 4名
70kg台 3名
80kg台 1名
身長面では高校生と比べると4cmの差しかありませんでしたが、体重の方は智弁和歌山にはいなかった50kg台と60kg台の選手が6名おり平均も14.6kg差があるので中学生と高校生ではかなりの差があることが分かります。もちろんここには科学的な要因も関係しています。おそらく多くの選手が成長期に当たる中学野球の場合身長がまだ止まっていない選手が多くここで過度に体重を増やそうと取り組みすぎると(過度な筋トレや食トレ)身長の伸びに影響が出てしまいます。
身長は選手の将来性にも大きく関わってくるので、中学でピークアウトしないためにも無理に体重や筋肉を増やさないことは当然のことであり、その結果がこの数字にも少なからず表れていると思います。しかし逆にフィジカルにそこまで差がないからこそ、それでも全国制覇をした湘南ボーイズの凄さが浮き彫りになります。
ぜひ機会があれば戦術面や練習方法、また身長や体重だけでは測れない50m走、遠投、スイングスピード、さらにはラプソードによる投手陣の回転数や球速の平均を測定させてもらいたいですね。(関係者の方いましたらぜひお願いいたします)
まとめ
高校生に比べると中学生のフィジカルはまだまだ伸びしろたっぷりといった感じですが、高校生のデータをみるとやはり甲子園を優勝するだけの理由があると感じたのではないでしょうか?
もしかしたら身長ではそこまで差がないチームも全国にはたくさんあると思います。しかし体重面では大きく差があるのではないでしょうか?過度な長時間練習をしてしまうと筋力は下がり、体重も落ちてしまうので練習の見直しをすることでもしかしたら大きくチームが化けるということも考えられます。
もちろんあくまで身長と体重だけなので徐脂肪体重を見てみなければ正確に比較をすることはできないと思いますがぜひ自チームのデータと見比べて分析をしてみましょう。
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