肩まわりのストレッチの重要性

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

前回は、スタッティックストレッチとダイナミックストレッチについてお伝えしました。
今回は肩まわりについてお伝えします。

肩まわりは投手野手関係なく、しっかりとをしておかなければ怪我に繋がってしまいます。どのタイミングでストレッチすればいいのかというと、やはり練習前です。その方法は、前回もお伝えした通り動的なストレッチや、ストレッチポールなどを用いるのが良いとされています。

なぜならば、特にピッチャーは、肩まわりの筋肉をストレッチにより、緩めすぎてしまうと、球速が一時的にダウンしてしまうからです。その為、試合前などは肩まわりを重点的に動かすようなストレッチや、筋肉に刺激を軽く与えるようなチューブを使ったストレッチが良いでしょう。

肩まわりの可動範囲を広げることは、それだけでは難しいので、別時間にたっぷりと可動範囲を広げるようなストレッチをするべきです。特に小学生や中学生は、まだまだ骨格も出来上がっていない為、怪我をしやすいです。そうした選手の場合は、キャッチボールをする前であっても、かなり長めにストレッチをして、可動範囲を広げるトレーニングを行なっても良いのではないかと私は思います。

それが結果的に長い目で見れば、球速アップや遠投の距離が伸びることに繋がり、怪我を防ぐことも
できるからです。チームによっては練習時間が短く、ストレッチをしている時間がもったいないと感じてしまうかもしれません。

その為可動範囲を広げるストレッチは各自、自主的にする課題としていることもありますが、小学生や中学生では継続して自主的にやることは、ましてチーム全員でとなると不徹底になることでしょう。自己責任と言ってしまえばそれまでですが、指導をする以上、怪我をしてしまえば、その責任の一端は指導者にもあります。

もちろんどんなに注意をしていても怪我はしてしまうものですが、相手が小学生や中学生だということを考えれば、それに対応した練習メニューを組むべきです。
時間がもったいないと思うかもしれませんが、将来のためにもチーム練習の場合、アップを行なった後のキャッチボール前には肩まわりのストレッチなどを20分以上とっても良いのではないかと思います。
(もちろん試合前となればパフォーマンスダウンを避けるために動的なストレッチで大丈夫です。)

こうした取り組みをせず
キャッチボール、ボール回し、ノック、ピッチングと球数がかさんでいくことは、技術練習とはいえず、怪我をさせるための練習にすぎません。
ぜひ個人としても、チームとしても、ストレッチの大切さと効果や方法を理解しておきましょう。

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