阪神タイガース佐藤輝明選手

こんにちは
BASEBALL FUTUREの
依田徹平です。

オープン戦開幕

プロ野球もオープン戦が開幕し、いよいよペナントの開幕が近づいてきました。
オープン戦では毎年各球団新戦力である助っ人外国人を試すものですが今年はコロナの影響もありそれはなく、逆にルーキーやシーズンは2軍にいる若手選手の起用が増えているようです。

怪物ルーキー

そんな中、阪神タイガーズドラフト1位の佐藤輝明選手がオープン戦6号ホームランを放つなど規格外の活躍を見せており、開幕スタメンはほぼ確実の状況となっています。しかしこのオープン戦の結果はシーズンにはほとんど関係がないといっても良いでしょう。なぜならばオープン戦は勝ち負けにこだわった試合ではなくあくまでも開幕前の調整試合という役割があるからです。

オープン戦の活躍とシーズン

もちろんオープン戦が好調であれば本番のシーズンが始まっても活躍する可能性はありますが、シーズンが始まれば投手陣も1.5軍クラスの投手は登板しませんし、打者もオープン戦では調子をあげていないベテラン選手がシーズンに合わせて調整をしてくることでしょう。
またそれだけでなく注目されているバッターや警戒が必要であり且つ情報が少ないバッターはあえて打たせている可能性もあるのです。

どのコースが得意なのか?どのコースが苦手なのか?球種による得意、不得意、左右の投手による打率、さらには打球方向に至るまで細かいデータを取られている可能性があります。

その分析結果を受けても打ち続けることができる選手が一軍で長く活躍ができる選手であり、本当の意味でのプロ野球選手と言えるかもしれません。佐藤選手は特別な才能をもった選手であると思いますが、その分警戒も人一倍されることでしょう。しかしだからといってオープン戦で実力を隠すようなことはできません。なぜならば佐藤選手はルーキーであり、まだアピールをする立場にあるからです。

ハードルを超え続ける必要

それは他の若手選手にも言えることかもしれません。アピールする立場にある選手は実績を残している選手とは違いオープン戦から好調を維持し続け開幕を迎える必要があります。さらに開幕後も数少ないチャンスをものにし続けて自分の地位を築かなければなりません。

佐藤選手もこれから球界を代表する選手になるにはそうしたハードルを乗り越える必要があります。その第一のハードルであるオープン戦で結果を残し開幕スタメンが確実となった今、次のハードルはプロ初ヒットを打つこと、そして初ホームランを打つことだと思います。欲をいえば開幕戦の初打席で結果を残すことができれば佐藤選手のポテンシャルから考えるとオープン戦の勢いそのまま打ち続けてしまうのではないかと期待してしまいます。

次回は佐藤選手のバッティングについても解説をしていきたいと思います。


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