試合に負けたら走る?罰走の意味とは

こんにちは
BASEBALL FUTUREの
依田徹平です。

先日レッスンをしていると、生徒の1人が野球に対するモチベーションが落ちてきていると相談を受けました。よくよく話を聞いてみるとチームが公式戦で敗退した後その罰として永遠とダッシュや長距離走を繰り返し行う練習が続いたようです。

野球をやっていた人であれば誰でも経験したことがあるであろう罰走ですが、果たしてそこに意味があるのでしょうか?

試合に負けたことには必ず理由があります。守備のミスや打撃力不足、走塁ミスなどチームによって課題は様々だと思います。その負けを無駄にしないためにも負けてしまった理由を突き詰めて改善していくことが必要です。そしてその積み重ねが強いチームを作っていくのです。

ですが、野球に置いて体力不足で試合に負けてしまうことがあるでしょうか?それにも関わらず試合に負けた後にランニングをさせることには合理性がありません。

もちろんランニングをすることで体力や下半身を鍛えることで打力や球速を上げ基礎的な体の力を鍛えるという考え方もありますがそれであればもっと効率的な練習があることでしょう。

むしろだらだらと走るような練習は野球に必要な速筋ではなく遅筋に働きかけてしまう運動なので逆効果と言えるでしょう。

そのため長距離走や過度な追い込みによって得られるものはせいぜい心肺機能の向上と指導者の自己満足くらいなものです。(心肺機能も必要ではありますが)

これは例えば学校のテストで数学の点数が低いのに英語の勉強をさせられ、それにも関わらずまた数学の点数が低くて怒られてしまうようなものです。

これでは勉強をしている意味もわからずモチベーションも上がりません。
野球もこれと同じで負けた理由に全く関係のない練習をしても意味がないばかりか選手のモチベーションを下げる要因となってしまうので今すぐにやめた方が良いでしょう。

こういう話をすると「負けた理由は技術面ではなく気持ちの問題だ」「だからメンタルを鍛えるために走らせている」という人がいますが、選手を経験している立場からすれば試合に負けて走ることでメンタルが鍛えられた試しはありません。むしろせっかくの悔しさや思いをランニングで消化してしまっているように感じます。

本来であればその悔しさや思いを忘れないうちに負けてしまった原因を分析して改善のための練習をするべきだと思います。

走ることを全部否定するつもりはありませんが、選手たちはあくまでも野球をしに休日である土日を使っているのです。指導者の方も貴重な土日を使ってチームの練習を見ている人が多いと思います。その貴重な時間をランニングを見守るだけの時間にしてしまうのは非常にもったいないと思います。お互いにとって良い時間となるように、また早く土日に練習がしたいと思えるようなチームが増えるためにもこうした悪い文化はなくしていくべきではないでしょうか?

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