正しい走り方が体の使い方を変える
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
あなたはいつもどのような意識でランニングをしていますか?
ランニングというと、体力をつけるためであったり、体を暖めるためのアップのため、などというイメージがあるかもしれません。
確かに心拍数をあげる効果があったり、体全身を使うことで怪我を防止するためにもランニングは行われます。
またランニングといっても、ゆっくりと走って行うメニューや、長距離を走るメニュー、短距離を速く走るダッシュ系のメニューなど様々あります。
それぞれに意味があり、それぞれに効果が違うのですが、今回特に意識してほしいのは中距離でのダッシュメニューです。
ここでいう中距離とは、ポール間走のような塁間以上の距離のことです。
なぜ中距離でのダッシュを大切にしてほしいかというと、最も身体を効率よく使う練習になるからです。塁間などの短距離ダッシュは、ほとんどの人がフォームなどを気にせず全力疾走を行います。
また長距離走となると体力的な問題から、全力疾走をせずに自分のペースで走っていきます。
しかし中距離走となると、全力疾走をするには距離が長く、ゆっくり走ってしまうとただのランニングと変わらなくなってしまいます。そのため中距離を走る時には、なるべく速いスピードで走ることと、体力を保つことを両立させて走る必要が
あるのです。
これは
「なるべく疲れないように速く走る」
ということです。
言い換えると、いかに効率の良いフォームで走るか、ということになります。
効率の良いフォームであれば、少しの力でも速く走ることができ、さらに疲れづらいため、中距離走の本数が多くても後半にスピードを落とすことなく、問題なく走りきることができるでしょう。
こうした効率の良い走り方というのは、野球の動作にも必ずいきてきます。
身体をどのように上手く使い、速い球を投げるのか?
どう身体を動かせばバッティングの飛距離を伸ばすことができるのか?
これらは全て全身を使った効率の良い身体の動かし方が重要です。
手先だけでボールを投げてしまう、小手先だけでバットを振ってしまう、とよく言われる選手は、こうした全身を使った効率の良い身体の動かし方ができていない
可能性があります。そうした選手にこそ、中距離走を行なってほしいと思います。
それは走ることが、最も意識して身体を動かしやすいからです。
いきなり身体全身を使ってボールを投げろ、と言われても、全身で効率よくスイングしろ、と言われても簡単にはできません。それはバットやボールなど道具を扱う必要があるからです。
しかし、走るということに関して、使うものは自分の身体だけです。
一番全身の動きを意識しやすい動作を行うことで、効率良く走る身体の使い方のコツを掴むことができ、効率の良いバッティングやピッチングに繋がっていくのです。
あなたは大丈夫ですか?
こうしたダッシュメニューをただ何も意識せずに行なってはいませんか?
それではただ身体が疲れて、疲労が蓄積してしまうだけです。
こうした意識を持つことができれば、むしろ少ない力で楽に走ることができるため、メニューの本数を増やすこともできるでしょう。
次回は実際にどのような意識で、走るのかということをお伝えしていきます。