燃え尽き症候群の予備軍になってはいませんか?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

あなたは燃え尽き症候群という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
燃え尽き症候群とは、一定の生き方や関心に対して献身的に努力に対し、思うような結果が出ないことによる徒労感や欲求不満、または目標を達成した後に訪れる虚脱感などのことをさします。
スポーツの世界では、大きな大会に望んだあと、例えばオリンピック後に達成感により目標を見失ってしまったり、野球であれば甲子園を優勝して、満足し野球への関心を無くしてしまったり、ということが当てはまります。

実際に私も大学生の頃チームの雰囲気が、燃え尽き症候群に陥っていると感じることがありました。
それは大学1年生の頃です。私が法政大学に入学した当時、なんと投手陣には150kmを超える速球を投げる投手が4名おり、さらにそれとは別に、のちにプロ野球選手となった投手が2名いました。
さらに打撃陣も日本代表クラスのバッターが数名並んでおり、圧倒的な打力と投手力で春の東京六大学リーグを10勝1敗で制しまた。
そしてその後に行われた全日本大学野球選手権でも連勝を続け、法政大学としては通算8度目で全国最多の優勝記録を更新することになりました。

私は入学から間も無く、日本一の実感が湧かなかったのですが、その中でもやはりチームとして六大学優勝そして日本一を目指していたことは理解していたので、特に3,4年生の達成感や充実感は、一年生にも伝わってきました。
その後優勝パレードや祝賀会などが行われたのですが、2ヶ月もすれば次は秋季リーグが始まるため、通常の練習やオープン戦がすぐに再開されました。
しかし、いざ練習が再開されると、春先に見た緊張感や鬼気迫るチームの雰囲気は影を潜めてしまいました。

もちろんチームとしては春秋のリーグ連覇を目指してはいましたが、なかなかチームとして浮き足立った雰囲気を変えることができず
秋季リーグは優勝争いはしたものの、リーグ3位という結果に終わってしまいました。
今思えばこの時に起こったのが、まさに燃え尽き症候群であったのではないでしょうか?
日本一という最大の目標を達成してしまったことで、目標を失い、その虚脱感から練習に身が入らず、試合でも結果が出せないまま終わってしまったように思います。

こうした燃え尽き症候群は、高校野球や大学野球という大きな舞台だけだと思ってはいませんか?
実はこうした燃え尽き症候群は、小学生や中学生でも起こりうることなのです。
その危険性について、次回はお伝えしていきます。

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