「下半身を使え」なぜ言われるのか?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

野球をやっていると、一度は「下半身を使え」という言葉を聞いたり、言ったりしたことがあると思います。

下半身を使わないでプレーをすることはできないので、ここでいう下半身を使えとは、下半身の力を効率よく使いパフォーマンスを上げろという意味です。
ほとんどの選手が、下半身を上手く使えていないため、このような言葉を言われてしまいます。

ではどうして下半身を上手く使うことが重要なのでしょうか?
下半身が重要と言われるのには理由があります。

それは上半身よりも下半身の方が圧倒的に筋肉の量が多いからです。

一般的に全身の筋肉量を100%とすると、上半身の筋肉量は30%、下半身の筋肉量は70%と言われています。

また、普段立っている時は体を下半身が全て支えています。おそらく半日以上立っていることもできるでしょう。

しかし、逆立ちをして上半身で体全身を支えるとしたらどうでしょうか?
おそらく壁に寄りかかったとしても5分も持たないのではないでしょうか?

これだけ差があれば下半身の筋肉を使う方がいいと、想像できると思います。

しかしながら野球をしていると、どうしても上半身ばかりを使ってしまいます。

その理由は上半身の方が体を操作しやすいことと、ボールやバットは上半身で扱うからです。
ボールを投げようとしたり、バットを振ろうとすれば、どうしてもボールやバットを持っている手に意識が集中してしまいます。

さらに何か作業をする時に、足を使う人がいないように、人間は手先の方が圧倒的に器用で体の操作をしやすくなっています。
その結果、上半身ばかりを使ってしまうのです。

ですが冒頭でもお伝えした通り、下半身を効率よく使わなければ、少ない筋肉しか使うことができません。
同じような体格の選手でも、投げる球が速かったり、打球が遠くへ飛んだりする選手は、下半身を効率よく使うことができているのでしょう。

このような理由があるからこそ、指導者は選手に「下半身を使え」と伝えるのです。

ではどのように下半身を使えばいいのでしょうか?下半身を使うコツを掴む方法をお伝えします。

下半身の力を効率よく引き出すためには、まず何か重たいものを両手で持ち上げてみましょう。

その時にまずは、両足を揃えてものを持ち上げてみます。
その次に両足を肩幅以上に広げてものを持ち上げてみましょう。
どちらが簡単に持ち上げることができるでしょうか?
またどのような体勢を作ればもっと簡単に持ち上げられるでしょうか?
ぜひ色々と試して、下半身を使うコツを掴んでみてください。

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