冬季休暇の過ごし方

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

年末に差し掛かり、学校に通っている選手は冬季休暇に入ったことでしょうが、この過ごし方は想像以上に春先のパフォーマンスに影響してきます。それを理解せずに、過ごしてしてしまうと、練習試合が始まる3月ごろにパフォーマンスのピークが過ぎてしまい、一番大事な春のシーズン開幕を、調子を落として迎えることになってしまいます。

ではどのようにこの時期を過ごせば良いのでしょうか?
各年代ごとに必要なことを考えていきましょう。

まず小学生
小学生の場合は、まだ身体的にも技術的にも成長の途中にあります。
そのため身体のピークといった考え方をするよりも、とにかく身体を動かすことを大事にしましょう。普段は学校があり、一日中身体を動かすということはなく、休日にのみ野球を行なっているというケースがほとんどかと思います。

しかし冬休みのように学校がないときは、午前中から色々なことをする時間があります。
この時間を活用して身体を動かしておくのと、しないのとでは大きな差が出てしまいます。
何に差が出てしまうのかというと、将来的な運動神経に差が出てしまうのです。
もちろんこの時期に全てが決まるというわけではありませんが、できればこの期間を利用して普段はやらないようなスポーツに取り組んでみてほしいと思います。

例えば
サッカー
バスケットボール
バドミントン
器械体操
など
これらの運動経験をすることによって、発展途上にある小学生の運動神経は急速に成長していきますので、ぜひ何か1つ、時間を使って取り組んでみてください。

次に中学生。
中学生と一括りにしても、1年生と3年生では体格も違い、また個人差も大きくあります。
共通して言えることは、投球以外で数をこなす練習を行うべきです。中でも特に行なってほしいことはノックです。守備はバッティングやピッチングと違って練習をすればするほど
上手くなるものです。数多くのノックをこの冬の期間に行うことで、春以降の試合で、ミスを減らすことにつながるでしょう。

また正しい姿勢を取ることで、脚を使うことになるので、下半身の強化にも繋がっていきます。さらにはアメリカンノックなどを取り入れることで、心肺機能の向上も期待できます。

最後に高校生以上の選手
高校生以上になってくると、ある程度の運動神経は出来上がり、また技術的にも成長をしてきています。高いレベルになればなるほど完成度は高くなるため、小手先だけの練習では、春からの試合で周りよりも活躍することは難しいでしょう。

そこで行うべきことは高負荷のトレーニングです。高負荷のトレーニングを継続して行うことで、体の重さを感じることでしょう。しかし冬の時期は試合がないため大きく心配する必要がありません。

下半身や上半身をウエイトトレーニングなどで鍛えた場合は、身体の機動力(身体のキレ)
が失われますがシーズン前の2~3週間前から負荷を抑えていき、ダッシュ系のトレーニンングを取り入れることで、高負荷で鍛えられた身体が、生まれ変わったようにスムーズに動くようになり、冬前とは比べものにならないパフォーマンスアップを実現できます。

もし仮に秋からここまで厳しいトレーニングをしてきた選手も、この冬季休暇の間に負荷を落とし軽めの練習を行なってしまうとパフォーマンスアップの時期がずれてしまい、冒頭に話したように、シーズン前にピークを迎えてしまう可能性がありますので、十分に注意してください。

PS.もちろん高負荷といっても休養は大切ですので、怪我につながらないように気をつけて
トレーニンングに励んでください。

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