2019ドラフト指名選手のフォームの気になるポイント〜投手編①〜

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

先月2019年のプロ野球ドラフト会議が行われ、100名近い選手が指名を受け、新たにプロ野球選手としてスタートをきります。
高校生から大学生さらには社会人と、幅広いカテゴリーからの指名となりましたが、プロで活躍する以上は年齢は関係なく、高卒でも社会人でも野球の成績だけが生き残る上で重要となってきます。

大学生や社会人に比べて、高卒の選手の方が伸び代を期待されて指名をされており、育成の期間があると考えられています。
逆に大学生や社会人から入団した選手は、即戦力として一年目から活躍が期待されます。
しかしながら近年は、高卒であっても2〜3年で戦力外通告を受けてしまうケースもあり、よほど期待をかけられていない限り、高卒であろうと社会人であろうと、早々にプロに対応して行くことが必要であると言えるでしょう。

そこで今回は指名された選手の中で、気になった選手のフォームについて、お伝えしていきたいと思います。

まずは投手から
ヤクルト1位指名
奥川投手
奥川投手については、ドラフト前に一度投球フォームについて気になる点をお伝えさせていただきましたので、こちらをご覧ください。
https://baseball-future.com/2019/08/30/blog-8-30-2/
広島1位指名
森下投手
森下投手は、東京六大学野球の明治大学のエースとして、また大学日本代表のエースとして、名実ともに大学球界NO.1のピッチャーといっていいでしょう。
その特徴は、抜群のコントロールと150kmを超える伸びのあるストレートです。
細身の体からは想像のつかないボールを体のしなりによって生み出しており、フォーム的にも全体的にバランスが取れています。
しかし一つ気になる点は骨盤の後傾です。
足を上げてから前に踏み出していくフェーズにおいて、骨盤がやや後傾し体が一塁側に傾いてしまっています。

これにより骨盤の回転が早くなり、体の開きも早くなってしまいます。
こうなってしまうと、打者にボールが見えやすくなってしまうばかりか、リリースポイントも手前になってしまうため、いくら球速が速くても、プロの一流バッターには簡単に打ち返されてしまう可能性があります。

もちろん最初のうちはデータがないためある程度の活躍をするとは思いますが、そこから広島のエースとなるにはこの骨盤の使い方が重要となってくるでしょう。
プロ野球の一流投手であるダルビッシュ投手や千賀投手も高校時代はこの骨盤の後傾が目立ちましたが、現在は修正されています。


次回はオリックスに指名された
宮城投手について

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