2019ドラフト指名選手のフォームの気になるポイント〜投手編②〜

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

昨日に引き続き今日もドラフト指名された投手のフォームについて解説していきます。

オリックス1位指名
宮城投手
宮城投手は150kmに迫る直球とキレのいいスライダーや、チェンジアップが魅力の左投手です。
この投手は非常にフォームが綺麗で、現段階でほとんど出来上がっていると言えると思います。
強いて気になるところをあげれば、足を上げてから前足を伸ばして踏み出していき、胸を張る動作があります。
この動作が少し短く「間」がありません。
もちろんこの短い間がバッターのタイミングを狂わせることもありますが、そうした特徴のある選手はショートイニングのリリーフピッチャーに多く、ワンポイントでの起用に限られてしまいます。

先発として長いイニングを投げる投手は、ここの「間」でうまく脱力をしており、その脱力からリリースで一気に力を発揮することで、バッターからすると球速以上のキレを感じるようになります。
制球が磨かれれば、今のままでも十分通用すると思いますが、宮城投手がこれからどのような投手に成長していくか楽しみですね。

続いて
阪神1位指名の
西投手
西投手は体の強さがあり、躍動感のあるフォームから150kmを超えるストレートと、鋭いスライダーが持ち味の投手です。
甲子園ではガッツポーズが話題となりました。
高校日本代表としても大活躍でしたが、気になるのは勢いのありすぎるフォームです。
躍動感が魅力的ではありますが、力いっぱいに投げるあまり、体重移動や体の動きが不十分に終わっている印象です。
特にリリースでは強く頭を振っており、毎回被っている帽子が飛んでしまう程です。
プロ野球選手とリリースを比較してみると、頭が一塁側に傾き少し苦しい形でボールを投げていることが分かります。


首回りは神経回路の通り道で、脳からの指令を体全体に送る部分でもあります。
こうした苦しい体勢で投げることにより、その神経回路が正常に働かず、リリースで思ったような力を発揮できない可能性があります。このように頭を振ってしまう選手は、思いっきりボールを投げようとするうちに癖になってしまったか、体幹が弱いことで正常な位置に頭を維持することができずに、頭の位置がブレてしまうかです。
西選手の場合はこのどちらに当たるかは分かりませんが、どのように変化していくのか追っていくのも面白いと思います。

最後にロッテ1位指名の
佐々木投手です。
佐々木投手に関しては、フォームで気になる点はほとんど見当たりません。
ただフォームとは繊細なもので少し変えたつもりが、色々なところが変わってしまい、気づけば修復不能なほど崩れてしまうことも
あります。
今シーズン西武から引退した大石投手もその一人でした。
大石投手は早稲田大学からドラフト会議で6球団からの指名を受け、最終的に西武が交渉権を獲得しました。
大学時代はダイナミックなフォームからMAX155kmの直球を武器に「わかってても当たらないストレート」を投げていました。
しかしプロに入ると早々に怪我をしてしまい、復帰した後もその後遺症で、フォームが崩れてしまい、150kmを超える球を投げることはとうとうありませんでした。
個人的には背中側に入るテイクバックが特徴的で、そのテイクバックのタイミングが怪我により掴めなくなり、フォームを修正できなかったように思います。
これは藤浪投手も同様かもしれません
藤浪投手は一年目から活躍をしましたが近年は制球難に苦しみ、フォームを見失っています。
藤浪投手もテイクバックが大きいことが特徴的ですが、そのタイミングを掴めていないように思います。
それに関係がありそうなのがこの骨盤の後傾です。
大石投手も藤浪投手もよかった時に比べると骨盤が後傾してしまっており、それに伴ってテイクバックのタイミングが崩れているように思います。


現在ソフトバンクに在籍する2016年のドラフトで5球団から指名を受けた、田中正義投手も同じように大きいテイクバックが特徴的で、大学時代のテイクバックのタイミングを見失い、くすぶっているように感じます。

佐々木投手の場合もややダイナミックなフォームで、テイクバックが大きいことが特徴的です。

現在のままのフォームで自信を持って投げ続けていき、体を壊すことがなければ、そのまま活躍ができ、とんでもない投手になる可能性を秘めていますが、怪我や制球に苦しみ、フォームに悩んでしまうと修正がきかないタイプかもしれません。
いずれにしても、フォームは繊細なものであり、プロ野球のコーチといえど、簡単に矯正することは危険だと言われています。
理想は自分自身が納得し、頭の中でイメージした理想のフォームを無理なく体が自然に投げられることです。

今回紹介した選手たちは、誰が見てもトップスターになる実力や可能性を秘めているのでそのまま成長をしていって欲しいと思います。

PS.当然このままのフォームでも十分活躍する可能性はあるので、個人的には壁にぶつかるまではそのまま見守っていくことが良いと
思っています。
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