野球における野次(やじ)について

こんにちは
BASEBALL FUTUREの依田徹平です。

今回はよく問題に上がる野次(やじ)について私の見解を伝えていこうと思います。

野球における「やじ」とは?

野球で言われるやじは例えば相手投手に対して「このピッチャーストライク入らないぞ」や打者に対して「このバッター振っても当たらないぞ」など相手を攻撃するようなイメージがあります。もっと酷いものだと例えばデッドボールをぶつけられた時に「どこ投げてんだよ!」と直接的な言葉を相手にぶつけるようなケースもあります。

人それぞれやじに対する考えは違うと思いますが、まず野次の意味を調べてみると

「相手の話を聞いていて、対象の僅かな無言の間に一瞬疑問系の言葉を浴びせかける行為、およびその発言である。動詞化させ、やじると用いられる」(wikipediaより)

とありました。またこうも記されています。

「議会、スポーツ試合、劇場公演など様々な場で発言の合間を縫うように瞬間的に発せられるが、内容や場の礼儀によってしばしば批判され問題とされる。更には、混同されやすいものの行為者が一人であっても継続的に大声を出し続けることで他の人々が聞きに来たのに全く話している内容が聞こえないようなシュプレヒコール(コール)で周囲の視聴を阻害するような場合は「やじ」とは言わずに罵声と呼ばれ、悪意のある妨害行為だとして強く非難される。」(wikipediaより)

つまり「やじ」自体はTPOによってはどんな内容であっても失礼なものになりますが、それ自体は悪いものではなく、「汚いやじ」となるとどんな場面であっても良いことではなく、度が過ぎればそれは「やじ」ではなく「罵声」となるのです。

やじをする上で大切なことはセンス?

そして最後にこのようなことも記載されていました。

ヤジをする際には程度の低い「雑音」や「騒音」ではなく、短く鋭いセンスのいい一言であることが求められている。(wikipediaより)

個人的にはこの一文が全てだと思っています。

学生野球の場合はそもそもやじ自体があまりふさわしいものとはされていません。しかし、草野球など大人が行う野球の場合や学生でもチーム内の練習では、やじはある程度付き物です。そのやじの中でも本当にセンスの良いやじはあなたも経験したことがあるかもしれませんが誰も傷つけず、お互いに笑いが起きるようなこともあります。

そして逆にセンスが悪く相手を傷つけてしまい雰囲気が悪くなるようなやじはやじではなく「程度の低い罵声」ということです。もちろん勝負事なので熱くなる気持ちも分かりますが、感情に任せて相手に罵声を浴びせること自体許されることではなく野球をやる以前の問題ではないでしょうか?

もし突発的にそうした言葉が出てしまった時はさりげなく、相手に帽子を取るなどして謝罪を示すことも遺恨を残さないためには必要です。遺恨を残したままプレーを続ければラフプレーが生まれてしまい最悪の場合怪我人が出てしまうことでしょう。

 

まとめ

やじ自体は野球に付き物なので決して悪いものではないと思います。しかしその内容は悪質なものではなく相手を傷つけない短くセンスのあるものに限ります。それ以外は相手に対する「罵声」だということを認識しましょう。人種差別などの罵声は場合によっては訴訟問題にも発展する可能性があることを強く認識しておきましょう。

特に相手のラフプレーなどがあると感情が昂り罵声が飛び交いやすくなるのでラフプレーをしてしまった選手は謝罪のジェスチャーをラフプレーをされてしまったチームは紳士に対応し相手の謝罪のジェスチャーを待ち、謝罪がなければあくまでフェアプレーで相手を圧倒するよう心がけましょう。

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