メンタルを鍛えるとは?〜具体的な方法〜
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
前回はメンタル面を鍛えるというテーマで、主に脳の前頭葉を鍛えることが重要だということをお伝えしました。今回はその具体的な鍛え方であるメンタルトレーニングをご紹介いたします。
まず一つ代表的なメンタルトレーニングに「瞑想」というものがあります。あなたも瞑想という言葉は聞いたことがあると思いますが、実際にやったことがあるという人は少ないのではないでしょうか?
瞑想にも色々な種類があるようですが、今回は基本的な方法を紹介します。
1,姿勢を正す
座禅などを組み背筋を伸ばします。
2,呼吸を行う
そのままの状態で鼻から呼吸を行います。
3,姿勢と呼吸だけに3分程度集中をする
3分間その姿勢を正すことと、呼吸を行うことだけに意識を集中させます。
簡単そうに感じるかもしれませんが、人間は常に脳で様々なことを考えているため、気がつけば別のことを考えてしまいます。
目を開けていても問題はありませんが、最初のうちは視覚情報からそちらに意識が行ってしまうので、目を瞑って行えると良いでしょう。
瞑想を行うことで、前頭葉が活性化されます。
ストレスが軽減されたり、呼吸に集中することでまだ起こってもいない不安を考えずにすみます。また副交感神経が活性化され、性格にも変化が現れるでしょう。
落ち着きのない選手や、物事に集中できない選手は、こうした瞑想を取り入れることで、前頭葉を活性化させ、メンタルを強化していくことがおすすめです。
もう一つ前頭葉を鍛えるトレーニングとして有効なのが、目標を立ててそれを達成する。計画を立て実行することです。
前頭葉は前回紹介したように、計画的な行動や自制心を司る働きがあるものです。つまりそれを鍛えるために、目標を立てて計画を作り、それを実行し続けるということ、それ自体が前頭葉に刺激を与えることに繋がるのです。
例えば春までに140kmのストレートを投げたいという目標を立てて、それを達成するために必要な課題を考えます。
そしてさらにその課題を克服するために、必要な日々の練習メニューや練習計画表を作成します。
最後にその計画を実行し続けることで、毎日自制心を鍛え上げることができます。
こうした目標→計画→実行
というサイクルを長い期間続けることで、目標が達成されるだけではなく努力を続けてこれたという自信にも繋がります。
そして結果的に140kmという球速だけではなく、前頭葉が鍛えられたことで、プレッシャーに強く緊張にも強いメンタルの強い選手となることができるのです。
もし今年のシーズンを通して、なかなか試合で結果を出せなかったという選手は、こうしたメンタルトレーニングを通して、前頭葉を鍛え上げ、春を迎えてみるのも良いのではないでしょうか?