2021年高校野球開幕

こんにちは
BASEBALL FUTUREの依田徹平です。

7月に入りついに甲子園をかけた高校野球が全国で開幕しました。多くの3年生がこの大会のために練習をしてきましたが、既に敗退してしまい高校野球を引退することになった選手もいることでしょう。私も指導者として活動をし始めて何年か経ちますが、小学6年生の頃に出会った選手があっという間に高校3年生となり引退をしたという連絡を何件かもらいました。

高校野球でも野球を続けてくれ、さらに引退の報告までくれることはとてもありがたいことですが、チームが敗退してしまったことは残念に思います。しかしそれと同時に高校野球を充実してやり切ったという感想を聞くことができとても嬉しく思います。小学生や中学生の頃はまだ話し方も考え方も幼かった選手たちが高校野球を経験して確実に成長をしていることが文面から伝わってくるので高校野球をやってくれてよかったなと感じます。

これから先大学でも野球を続けるのか?それともクラブチームとして野球を続けるのか?または野球からは一旦離れるのか?それぞれの選択があるとは思いますがどのような形でも野球に関わってくれると私としても嬉しく思います。

さて、こうして高校野球をやり切り成長を遂げた選手たちを見ているとこれから高校野球を控える中学生の選手たちも気になります。中には高校では野球をやりたくないという選手もいるようです。その理由を聞くと中学での野球が面白いものではなかったからのようです。

確かに野球をやっていると楽しいことより辛いことの方が多いかもしれません。特に中学野球は小学校までの野球とは違い本気の野球となり厳しさが一段と増しそれまでの野球とのギャップに苦しんできたことでしょう。実際私も中学の野球が一番辛かったような気がします。もちろん高校野球が一番きついことも多いですが、私の場合高校野球に上がるとそれまでとは全く違う野球が待っていました。

このように環境が変われば野球に対する考え方も向き合い方も変わっていきます。私の場合は高校・大学まで野球を続けましたが今でもやってよかったと思っています。今高校で野球をやるか悩んでいる選手も他に特にやりたいことがないのであればまずは一度野球部に入ってみてほしいと思います。それで野球がつまらないと思えば違う道を選択しても良いでしょう。ですが高校野球をやり切ることができれば必ず成長が待っているはずです。中学の野球がつまらなかったという選手、辛い野球がやりたくないという選手もしっかりと高校を選べばそれぞれに楽しい野球が待っていると思うのでぜひこの機会に色々な高校の特徴や雰囲気を調べてみるようにしましょう。







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