野球の基本ルール③振り逃げ

こんにちは
新宿区マンツーマン野球レッスン
BASEBALL FUTUREの依田です。

今回は振り逃げについて解説をしていきます。

目次

振り逃げとは?

前回三振に関わる例外としてスリーバントやファールチップについてお伝えしていきましたが今回はもう1つの例外として振り逃げについてお伝えしていきます。

振り逃げを簡単に説明すると三振を取られた場合であっても、キャッチャーが捕球し損なったり、ワンバウンドしたボールを振って三振した場合、バッターはすぐにアウトとはならずに一塁に走ることができるというものです。もちろん守備側はバッターが一塁に到着する前に一塁へボールを投げてベースを踏むかバッターランナーに直接ボールを持ってタッチすることでアウトに取ることができます。

しかし、この振り逃げが成立するには条件があります。1つ目は1塁にランナーがいないこと。もし1塁にランナーがいる場合は2ストライク後に空振りなどをしその後捕手がボールを後逸したとしても振り逃げをすることはできません。ただし、その他のランナーは後逸に乗じて次の塁へ進塁することは可能です。もう1つのケースは2アウトの場合です。2アウトの場合はランナーが一塁にいたとしても振り逃げを行うことができます。これは満塁の場合でも適用されますが、その場合捕手はすぐにボールを捕球できたのであれば、一番近くのホームベースを踏めばフォースアウトが成立しアウトを取ることができます。

見逃しの場合でも可能

振り逃げは「振る」という言葉が入ってはいますが、実際にはバットを振らなくても振り逃げを行うことができます。例えば2ストライクでストライクゾーンを通過したボールを見逃しそのボールを捕手が取り損ねた場合は振り逃げをしても大丈夫です。なかなかないケースですが捕手と投手の間で球種のサインミスがあった場合などはありえるかもしれません。

1イニング4つの三振?

振り逃げは記録上三振の扱いとなります。これは振り逃げが成立した場合も同様です。このルールを利用すると実は無限に三振を取ることが可能なのです。1イニングは3つのアウトでチェンジとなるため1イニングで取れる三振の数は最高でも3つです。しかし、この振り逃げがあった場合はどうなるでしょうか?たとえば最初の打者を振り逃げで出塁させてしまった後、3者連続で三振を奪った場合振り逃げの打者も記録上は三振になるので合計で1イニング4つの三振を奪ったことになります。

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