東京六大学歴代最多本塁打数は23本?その選手は誰?
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
以前、法政大学野球部について少しお話をしました。
今回は、その法政大学が所属している東京六大学野球の歴代記録についてお伝えしていこうと思います。
東京六大学野球の歴代通算最多本塁打数は現在のところ23本が記録となっています。
この23本という数字を聞いてあなたは少ないと思ったでしょうか?それとも多いと思ったでしょうか?
おそらく高校野球に馴染みがある方だと、早稲田実業の清宮選手が高校3年間で100本以上のホームランを放ったことと比較して、大学生が4年間で23本は少ないと感じるのではないでしょうか?
ですがこれは大きな間違いです。高校生の場合は公式戦だけではなく、練習試合などで打ったホームランも通算成績として記録されます。しかし大学生の場合は公式戦で打ったホームランのみが、通算記録となるのです。東京六大学野球の公式戦は春と秋に一度ずつリーグ戦形式で行われます。そして一つのシーズンでの試合数は、1チームあたり10〜15です。(1つのカードで2勝した方に勝ち点が入る為、1勝1敗や引き分けがあった場合は3試合目が行われるので、試合数は各大学ごとに変動します。)
つまり1年間で20~30試合ほど戦うこととなります。それを4年間で考えると多くても100試合前後となります。つまり歴代通算最多本塁打の記録保持者は、約100試合で23本のホームランを打ったということになるのです。
それでも少ないのでは?と感じる人もいるかもしれません。そんな方へ頭に入れておいて欲しいことがいくつかあります。
まず高校生とは違い、大学生は木製バットを使っていること、そして東京六大学は学生野球の最高峰のリーグであるので選手のレベルが高くまず試合に出ることが難しいのです。
4年間で100試合といっても個人で考えると、一年生の春から試合にでれたらの話です。
つまり3年生からレギュラーをとれたとすれば、試合数は半分の50試合前後になってしまうのです。50試合で23本のホームランを打つとしたら、どれだけ難しいかは想像がつくかと思います。また毎年のように東京六大学のエースピッチャーがプロ野球に行っていることからも分かるように、対戦するピッチャーのレベルは非常に高く、ヒットを単純に打つだけでも難しいのです。
これらを考慮してこの23本という通算本塁打数を考えると、いかに難しいことかが理解できるのではないでしょうか?
さてではこの通算最多本塁打を記録している選手が誰かあなたはご存知でしょうか?
実はこの記録を達成したのは、巨人の高橋由伸監督(慶應大学)なのです。
高橋監督は慶應大学の選手時代、当時最多本塁打記録であった田淵幸一さん(法政大学)の記録22本を30年ぶりに更新する大記録を達成しました。
この記録は約20年前に達成されましたが、いまだに破られていない偉大な記録となっています。もし将来この記録が破られるようなことがあれば、おそらくその選手は、プロ野球の世界でも大きな成功を掴むことができるでしょう。
もしもあなたがこの記録に勝負をしてみたいと考えているのであれば、ぜひ東京六大学で記録に挑んで欲しいと思います。