熱中症対策で最も気をつけたいこととは?
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
甲子園では熱い戦いが酷暑の中続いています。
試合を観ていると、例年よりも多くの選手が足をつったり体調不良を訴えたりしています。こうした熱中症への対策は、、水分補給、塩分を取ること、休養をしっかりと取ること、と言われています。
そうしたことはもちろん大切な熱中症対策です。
しかし最も大切な熱中症対策は、体調不良を訴えやすいチーム環境を整えることです。多少体調が悪くなっても練習を休みたくないという思いや、レギュラーを外されてしまうのでは、という考えから体調不良を自ら言い出せないという選手がいます。そうした気持ちも分からなくもないですが、やはり無理をしていいことはありません。
限界まで無理をしてしまっては、最悪の場合救急車を呼ぶことになったり、入院することになってしまったりすることで、結果的に復帰までに時間がかかってしまうことになります。限界まで無理をせずに、少し体調が悪いという段階で休養をとっていれば重症にならず、数時間後には練習に復帰できることがほとんどです。
しかし、10代の選手ではなかなか自分から言い出しづらいというのも事実でしょう。そうした状況を改善するために、必要なことは周りの大人が体調不良を言い出しやすい環境を作ることです。
特にここ数年の夏の暑さは異常ともいえるものです。そうした異常事態であることをしっかりと子供達に分かってもらい、無理をしてはいけないことを理解してもらいましょう。
さらに事前に現在の体調がどうなのかをチェックしておくことも重要でしょう。
食事はしっかり取れているのか?
疲労が溜まっていないのか?
体にだるさはないか?
このようなことをチェックシートを作って毎回管理しておくのもいいでしょう。これにより選手の状態を把握することができ、指導者からしても体調に不安がある選手を注意して観ることができます。
またチェックシートを毎回記入することで、選手としても体調管理への意識が高くなり、普段から食事や睡眠など生活面で気を配ることで、熱中症の予防につながります。
このように具体的な熱中症の対応策だけではなく、チーム全体として体調管理の意識を高めて予防をしていく環境を整えることが大切です。
もしあなたも少し体調が悪いと感じたら、遠慮することなく監督やコーチに申し出るようにしましょう。そうすることで、結果的には熱中症のリスクを下げることができ、早い段階で練習にも復帰することができ、あなたにとってそこまで大きなマイナスにはならないはずです。
ぜひ無理をせず自分の体を大切にしましょう。