野球選手とサッカー選手ではどちらがスポーツ万能?part2

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

先日は野球選手とサッカー選手では、どちらがスポーツ万能かというテーマでお話をしした。結果としてサッカー選手の方が、様々なスポーツをするのに適したバランスの良い体を
していることをお伝えしました。

しかし、前回の最後にも伝えましたが、スポーツ万能の体であっても実際にその他の競技で
野球選手とサッカー選手が対戦をしたら結果はどうなるか分かりません。
例えばサッカー選手は、キーパー以外はほとんど手を使うことはありませんが、野球選手の場合、ボールを投げたり、グラブで捕球をしたり、バットを振ったりと様々な場面で手や指先を使います。サッカーはポジションごとに役割は違うといっても、基本的には足でボールをコントロールするということに変わりはありません。
(もちろんボールを持たない時の動きもとても大切ですが)

対して野球はというと、ボールを投げる動作、ボールを捕球する動作、ボールをバットで打つ動作と、実に様々な動きがあります。またサッカーとの大きな違いに、道具を使うという点があります。サッカーはボールを蹴るときにスパイクを履いてはいますが、比較的道具を使っている感覚は薄いです。

野球はグラブを使ったりバットに力を伝えたりと道具を操る能力が重要になってきます。
こうして考えると、野球の方が様々なプレーに対応をしなければいけないため、様々な運動神経が発達していると言えるでしょう。

これは野球選手とサッカー選手どちらが優れているかという話ではありません。
考えて欲しいことは、身体能力と運動神経は別物だということです。
いくらサッカー選手がスポーツ万能だからと言っても、やはり投げる・捕る・打つという動作に優れた野球選手の方が、手でボールを扱ったり手でラケットなどを扱ってボールを打つ
競技には有利となるでしょう。

もちろん逆に、足をメインで使うような競技や走力や、心肺機能が求められるスポーツでは
サッカー選手の方が有利となるでしょう。仮にバスケットの勝負となった場合どうなるでしょうか?野球選手の方が手の感覚は優れているのでドリブルやシュートは上手いかもしれません。

しかしながらボールをゴールまで運ぶためのポジショニングや連携さらにはスプリントと体力勝負となると、サッカー選手に軍配が上がるでしょう。
この考察から結局は競技によって野球選手に有利や不利が決まるため、真にどちらが他の競技に優れているのかを決めることはできないということです。

それでも確実にスポーツ万能の体の方が良いことが一つあります。
それは怪我のリスクが少ないということです。ここまでお伝えしてきた通り、スポーツ万能とは、単に他の競技が上手い下手というわけではなく、身体能力のバランスが良いことを
さします。つまり競技に応じて様々な動きをした時に、筋力や柔軟性などの偏りが少ないので、色々な動きに適応することができるのです。

では偏りがある体の場合はどうでしょうか?
おそらく運動神経が優れているアスリートほど、色々な動きを頭の中でイメージしてすぐに実際のプレーとして表現することができるでしょう。
しかし体自体はスポーツ万能の体をしていないがために、無理な動きをしてしまいます。
その結果体が悲鳴をあげてしまい、怪我をしてしまうのです。
実際に最近の研究では、小さい頃から一つの競技だけを特化して練習をしてきた選手は怪我のリスクが高かったり、15~16歳ぐらい人なるとその特化したはずの競技でも伸び悩んだりする傾向があるようです。

結論をお伝えすると、良い野球選手になるためには、野球をして得られる運動神経や身体能力だけではなく、小さい頃から他の競技にもチャレンジをし、野球では得られない運動による刺激を体に与え、偏りの少ない身体と優れた運動神経を磨くことが大切だということです。

もし今野球が好きで野球の練習ばかりをしているという小・中学生も、時には少し野球を離れて、他の競技にチャレンジをしてみてはいかがですか?
きっとその経験が野球にも活きてくるはずです!



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