小宮山悟氏講演会
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
先日、元プロ野球選手、野球評論家の小宮山悟さんのお話を聴かせて頂く機会がありました。
小宮山さんは早稲田大学からロッテに入団して活躍され、メジャーリーグに挑戦。再びロッテに戻ってくると、元メジャーリーガーとして、様々な役割をこなし、2005年にはロッテの日本一に貢献されました。
選手としての特徴は、多彩な変化球と精密機械とも呼ばれるコントロールにあります。
引退後はその豊富な知識を活かして、野球解説者としてご活躍されています。
ご存知の方も多いかと思いますが、小宮山さんは2019年1月からは母校である早稲田大学で、監督として指揮を取られることとなりました。
小宮山さんは、聴くだけで引き込まれてしまう巧みな話術をお持ちで、現役時代の裏話など大変興味深いお話を随所に盛り込みながら、これからの野球界についてどのようなお考えを持っているのか、語ってくださいました。そして聞いているだけで緊張感すら感じるほどの圧力がありました。
また今回は学生野球の指導をされるということで、小宮山さんの学生野球に対する考えや熱い想いに触れることができました。これから早稲田大学野球部の監督に就任され、どのようなことを選手に伝え、どのような取り組みをしていくのか、とても楽しみです。
印象に残ったお話として次のような話がありました。
要約すると「イマドキの選手だ」と指導者が選手をみてしまったり、「古い考えだな」と選手が指導者に感じてしまったりすることも当然ある。しかし、お互いにどこかでは認め合わなければいけないというものでした。
このお話を聞いて昨今世間を賑わせている日本のスポーツ界の問題を連想しました。暴力問題であったりパワハラであったりが起きてしまう背景には、た指導者と選手との間の微妙な関係性の問題があるように思います。大切なことは指導者が押し付けにならずに、選手も自分の主張だけにならないような信頼関係が必要となるのではと、私なりに感じるところがありました。
これから早稲田大学が強くなるかどうかは別として、小宮山さんの下で、選手たちは間違いなくプレイヤーとしても人間としても成長するだろうと予感させるに十分でした。法政大学のOBとしては
複雑な気持ちですが、これからの小宮山さんのご活躍には目が離せなくなりそうです。