少年野球 チーム力向上のために必要なこと2

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

前回少年野球チームのチーム力向上について、チーム力=勝率ではないとお伝えしました。選手の将来のための基盤を作ってあげることが少年野球における本当のチーム力であり、勝利はその先についてくるものと考えています。

今回はその意味でのチーム力の具体的内容について考えていきたいと思います。
まずチーム力をあげるために、少年野球の間にこれはやってほしいと思うことを挙げます。

1,ルールを覚える
2,走塁を磨く
3,全てのポジションを経験
4,運動神経を高める
5,怪我をしづらい体づくり
6,自主練習の習慣づくり

一つずつ解説をします。
1,ルールを覚える
少年野球のうちにやってほしいことはルールを覚えるということです。
・ポジションの理解
・どうやったらアウトを取れるのか?
・何が反則行為なのか?
・タッチアップ
・インフィールドフライ
・フェアとファール
こうした試合をする上での最低限のルールを覚えることはもちろん、調べると、プロ野球選手でも知らないようなルールがたくさんあります。細かくマニアックにルールを知るということは、ゲームとしての野球を見る目を養い、試合中の判断力を磨けるため、心の余裕にも繋がり、さらに考えて野球を行うきっかけにもなります。
そして、私の経験では、何よりこうした大人でも知らない知識を知ることを子供はとても喜びます。

こうした喜びが野球を続ける原動力に変わることがあるので、ぜひ色々なルールを調べて一緒に勉強してみてください。
ルールに関する過去のブログ↓
意外と知らない野球のルール1
https://baseball-future.com/2018/09/18/blog-9-18/
意外と知らない野球のルール2
https://baseball-future.com/2018/09/19/blog-9-19/

2,走塁を磨く
走塁の技術とは足の速さのことではありません。少年野球の場合は、単純な走力と走塁技術の両方をある程度磨いておくべきです。
日本で野球をやっている以上は走力は重要視されます。
もちろん個人差はありますが、最初は遅いという選手も体型の変化によって、平均以上に走れるようになることがあります。
その時に備えて、小学生のうちに正しい走り方や、体の動きをマスターしておいてほしいと思います。
過度なトレーニングで足を速くしようとしないことはもちろんです。
いきなり速くなることはないので、時間をかけて正しいフォームを身につけさせてあげましょう。

正しいフォームを身につけつつ、次には走塁技術が大切です。
走塁技術とは、自分の走力と相手の守備を考慮して、アウトにならずに先の塁を狙うことです。

・リードの取り方
・盗塁
・帰塁
・打球判断
・積極性

こうした技術は試合では必須ですが、試合への出経験が少なければ塁に出る機会も少なくなるため、向上のチャンスに恵まれない選手がいるのが残念です。
そのためチーム内競争が激しくなる前の少年野球の間に、基本的な走塁技術は身につけておいてほしいです。
年代によって守備力や走力も変化してくるので、状況判断の良し悪しは変わっていきますが、基本は変わることがないので足が遅い選手でも走塁のポイントを伝えましょう。

3,全てのポジションを経験
少年野球において勝利を優先させると、指導者は適材適所と考え、選手の意識も慣れたポジションで、との考えに傾きがちです。
しかしそれでは選手それぞれの将来の可能性を奪ってしまうことになります。
一つのポジションの専門性を高めることは大切ですが、少年野球の場合は少なくとも2〜3つのポジション、できれば全ポジションを経験してほしいと思います。
その経験は将来、様々な選択肢を選手に与えることに繋がります。他のポジションを経験することは、将来本職とするポジションに固定された際にもいきてきます。
ピッチャーに関しては球数制限の問題もあり、今後ピッチャーの需要が高まってくることが予想されます。
そのため野手と投手を兼任できる選手は重宝されることでしょう。
そうした背景を考えると、小さいうちから様々な選手に投手を経験させると、その選手の将来性を高めることに繋がります。
投手を分担することで1人の投手への負担を減らすことができます。
次回は残りの4〜6をお伝えします。

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