鏡を見ての練習での注意点

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

あなたはフォームなどを修正するときどのような形で、フォームチェックを行なっていますか?

最近では携帯などで動画を撮って、フォームをチェックする機会も増えてきたとは思います。一方、鏡を見てフォームをチェックしているという選手も多いのではないでしょうか?

鏡を見ることで、動作を起こしながらリアルタイムで自分の動きを見ることができるので、自分の感覚と実際の動きとのずれを修正しやすいと思います。

例えば自分の感覚では腕を肩のラインまで上げているつもりが、鏡を見てみると、それほど腕が上がっていなかったり、足を大きく広げているつもりが、実際は全然足が広がっていなかったりなどです。

このようなずれを修正することは、フォームの修正やパフォーマンスアップに
つながります。

鏡を見ての練習では、気をつけなければいけないことがいくつかあります。

まず一つ目は、鏡は常に線対称に自分を写していることです。

右投げの選手が鏡を見れば、左投げに見え、右バッターが鏡を見れば左バッターに見えるように、鏡の中の自分は動き方は、実際の見え方とは明らかに違っています。

これは大した問題ではないように感じるかもしれませんが、やはり頭に入れておかなければいけないところです。

それはやはり人間の体そのものが、対称にはつくられていないからです。

人間の体を中心で縦に線を引き、右半身と左半身に分けた時、実は全く同じようにはできていません。
顔の作り、重さや細かい長さも違います。

その為、野球のピッチングフォームやバッティングフォームのような、繊細なものをチェックするためには、やはり動画をとって見るのが一番だと言えます。

もちろん感覚を研ぎ澄ますために鏡を利用するのは効果があるので、全くやってはいけないというわけではありません。

そして二つ目の理由として上げられるのは視線の問題です。

鏡でフォームチェックをするためには、当たり前ですが鏡を見る必要があります。

例えばバッティングであればスイングをしながら、鏡に映る自分のフォームを常に見る必要があります。鏡を正面にして横からのスイングを見たければ、右バッターであれば、一塁ベンチ方向を常に見ることになります。

しかし、実際にスイングをする時、一塁ベンチを見ながらスイングをすることがあるでしょうか?

スイングをする時はピッチャー方向を見てスイングをするはずです。

人間の体の動きは目が見ている方向に大きく左右されやすいものです。

また視線を動かすということは、首も動かすということです。

こうした首の動きも体全体の動きに大きな影響があります。

つまり鏡の方向を見ながらのフォームと、実際プレーを行う際に見る方向を向いてのフォームでは、全くと別のフォームになってしまう可能性も考えられるのです。

先ほども話した通り、動きを少し確認するために、鏡を使い自分の動きをチェックすることは良いことです。

しかしそれが多すぎて、変な癖がついてしまうと、それはプレーするに当たってはマイナスな影響も考えられます。

そうした影響があるということを頭に入れた上で鏡を利用するようにしましょう。

守備の基本練習3↓

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