「体幹が抜ける」とは?~part2~
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
前回は「体幹が抜ける」、について、なぜ体幹が重要で、体幹が抜けないとどんなメリットがあるのかをお伝えしました。
今回は体幹が抜けている状態と、体幹が抜けていない状態について、具体的にお伝えします。
わかりやすい例からみていきましょう。
身近なイスに座ってみましょう。
座った状態から、自然に立ち上がろうとしてみましょう。
その時あなたは必ず体幹を使っているはずです。
体幹を使うことで、下半身と上半身を繋げ地面を踏ん張って、立ち上がることができます。これが体幹が抜けていない状態です。
逆に体幹が抜けた状態は、イスから立ち上がることはとても難しいはずです。
この両者の違いを比べてみると、骨盤の動きの違いが分かるかと思います。
体幹が抜けていないときは、骨盤が前傾し、体幹が抜けるときは、骨盤が後傾をしたままになっています。
つまり、骨盤を前傾させることが、体幹が抜けないプレーをする上ではとても重要になってくるのです。
そうした目線でそれぞれのプレーを見ていくとどうでしょうか?
バッティング
ピッチング
守備
バッティングにおいても、ピッチングにおいても、守備においても、骨盤が前傾している方が見栄えも良く、スムーズな動きができそうだと思いませんか?
このように、骨盤を前傾させることで、体幹が抜けづらくなり、両手両足の力を十分に発揮することができ、軸足から前足への体重移動や力の受け渡し、また下半身から上半身への力の受け渡しもスムーズに行うことができ、パフォーマンスが上がっていくのです。
このように体幹が抜けないプレーをすることができると、プレーはスムーズになり、色々な複雑なプレーでもこなすことができます。
どうすれば、体幹が抜けないプレーを身につけることができるのでしょうか?
まず大前提として
自分のプレーがどうなっているかを確認することが大切です。
自分のプレーはプレー中の自分にはみることができません。
その為ほとんどの選手は自分のプレーがどうなっているのかをみることができていません。
だからこそ、まずは自分のプレーを誰かに撮影してもらい、自分のプレーをじっくりと見るところから始めましょう。
自分のプレーを見る中で、何かぎこちないところが無いかを細かく見ていきましょう。
ぎこちないプレーの中で、骨盤が後傾してしまっているところがあれば、そこにぎこちなさの原因があるはずです。
あとはその見つけたポイントを徹底的に練習して、癖を無くしていきましょう。
地道な作業かもしれませんが、がむしゃらにただ練習をするよりも、確実にレベルは上がっていきます。