モチベーションが下がる時
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
モチベーションが上がる、モチベーションが下がると語られるように、モチベーションには波があります。
その波をなるべく抑え、高いところで保つことが、成長をする上では求められるのですが、どうしてもモチベーションが上がらずに、練習に身が入らない時があります。
ではモチベーションが下がる時とは、いったいどういう時でしょうか?
・監督、コーチに怒られた時
・ミスをしてしまった時
・練習の成果がでなかった時
・自分が評価されていないと感じた時
このような時にモチベーションが下がるのではないでしょうか?
監督やコーチにただ怒られただけでやる気が上がる人はなかなかいないでしょう。
また同じように試合でミスをしてしまった時や、せっかく練習をしてきたのにそれが試合でできなかったり、明らかに自分より頑張っていないと思っていた選手にポジションを奪われてしまったり、、、
そんな時はどうしてもやる気が落ちてしまうものです。
一度モチベーションが低下した状態に陥ってしまうと、練習に身が入らなくなったり、練習をしなくなったり、練習をしないことで結果が悪くなり、さらにモチベーションが低下していく、悪循環が生まれてしまいます。
そうならないためにも、モチベーションを早く元に戻す必要があります。
その方法は2つあります。
一つは周りからの声です。
選手は常に周りから自分がどう思われているかを、気にしています。
ミスをしてしまえば、監督に怒られるかもしれない、次は試合に出られないかもしれない、といったことを考えてしまうでしょう。
しかしそうした時に、そのままにしてしまうと、誰にも何も言われていないのにも関わらずマイナス思考に陥りやすくなります。
「このミスで自分はもうダメだ」
「次の試合には出られない」
「次もヒットを打てないかもしれない」
というように色々なことを勝手に考えてしまいます。
そうした時はそっとしておくよりも、何かプラス思考になれるような言葉をかけられると選手はスッキリとし、切り替えをすることできるでしょう。
例えば、バントを失敗してしまったら、何も言わなかったりただ怒ったりするのではなく、指導者であればなぜ失敗してしまったのか?
といった技術的なことや、「次も同じ状況があればサインを出すから練習しておけよ」といった声をかけると、選手としては
「ミスをしてしまった、どうしよう?」という気持ちよりも
「次はバントを成功させたい」
という気持ちに切り替わっていくでしょう。
保護者の方であれば、技術的な話よりも、選手が前向きになれるような言葉をかけてあげましょう。
例えば、選手がミスで怒られてしまったのならば
「期待されていなかったら監督もあんなに怒らないよ」といった言葉や
「次は見返すような活躍をしよう」など選手が切り替えて次に進めるように配慮しましょう。
逆に一番やってはいけないことは、保護者からの技術的なアドバイスです。
子供のために、気になったことを言いたくなってしまう気持ちも理解できるのですが、特に小学校高学年くらいからは、今まで自分が野球をやってきたというプライドも出てくるため、監督、コーチ以外から技術指導をされると
「そんなことはわかっている!」
といったように過剰に反応をしてしまい、逆にやる気を失ってしまいます。
反抗期に勉強しろと言われると、勉強をする気が無くなってしまうのと同じようなものでしょう。
ただ保護者の方が指導者であったり、子供が素直に話を聴く耳を持っているのであれば、少しは気になった点をアドバイスすることは良いと思います。
客観的な視点は、選手にとって大きなヒントになる場合もあるので、選手の様子をみながら的確な言葉をかけましょう。
もう一つの方法は、選手自身が自分でプラス思考に持っていくことです。
難しいですが、トレーニングを重ねることで上手くなっていきます。
ミスをしてしまったら、ミスの理由を自分で分析し、
「次はこうすれば大丈夫」
と考えたり、怒られてしまったら
「練習をして周りを驚かせてやろう」といったように自分自身で納得するように気持ちを切り替えていくのです。
これはトップレベルのアスリートが行なっているようなメンタルトレーニングですが、決してできないことではありません。
よく考え過ぎてしまうという選手は、これが苦手で、考えることすべてが
マイナスな方向へ向いてしまいます。
逆に何にも考えていないように見える選手は、気持ちの切り替えがうまく
好不調の波が少なかったりします。
ぜひ考え過ぎてしまうという選手は、マイナスなことをプラスに言い換える
トレーニングをしてみましょう!
守備の基本練習方法↓