トレーニングの成果がプレーに現れていますか?
こんにちは
新宿区マンツーマン野球レッスン
BASEBALL FUTUREの依田です。
冬の厳しいトレーニングもそろそろ終盤に入りいよいよ実戦へと入っていきますが、トレーニングによって鍛えた筋肉などはしっかりとプレーに活きていますか?
目次
トレーニングの成果がプレーに現れていますか?
パフォーマンスを上げるためにフィジカル面を強化することは重要です。しかしトレーニングにより筋力的な数字が上がっても肝心な野球のプレーのパフォーマンスが上がってこないということが多々あります。例えばスクワットやベンチプレスの数字は上がっているけど球速や打球の飛距離が変わらないといった状況になってはいませんか?実際このようなことが起きているのであれば何のために冬のトレーニングをやってきたのかが分からなくなってしまいますね。こうしたことが起こってしまう原因はどこにあるのでしょうか?
正しいトレーニングができていますか?
考えられる原因の一つはそもそものトレーニング方法が間違っているというケースです。トレーニングといっても様々な種類があります。例えばボディービルダーになるような人が行うトレーニングと野球選手が行うトレーニングでは大きな違いがあります。おそらくボディービルダーのような筋肉のつきかたをしてしまうと関節の可動範囲が狭まってしまい野球のパフォーマンスは低下してしまうでしょう。
では野球向けのトレーニングは何かと言うとこれもまた難しいものなのです。例えば投手と野手でも違いがありますし、さらには個人差もありプレースタイルによっては同じトレーニングを行なっても効果が全く違ってきてしまうのです。そのためプロ野球選手も自分にあったトレーニングを求めて様々な人の指導を受けて「自分に一番あったもの」=「一番効果があったもの」を信じてトレーニングをしているのです。
つまりチーム全体で「このトレーニングを強制してやってもらう」ということは危険なリスクもあるのです。もちろん誰にとってもやった方が良いという共通のトレーニングもたくさんあります。しかしレベルが上がってくるとそれでは追いつかず個人個人がしっかりと情報を集めてそれを実践していくことが結果的にチーム力の向上につながるのです。
フォームの乱れ
その他にパフォーマンスが上がらない原因の一つとしてフォームの乱れが挙げられます。せっかく作り上げたフィジカルもフォームに落とし込むことができなければ力は半減してしまいます。それどころか体の力のバランスが変わったことでフォームが乱れてしまうとパフォーマンスは逆に下がってしまいます。例えばバッティングにおいても力がついてしまったことでバットが軽く感じられるようになり腕の力だけで振るようになってしまうと全身の連動性が失われてしまいます。その結果ミート力、飛距離ともに下がってしまうので作り上げたフィジカルをどう使うのか?ということも大切になってきます。
意味のないトレーニングにしないために
こうした冬のトレーニングが意味のないトレーニングにならないためには指導者側としても本当に効果があったのかどうかを検証する必要があるでしょう。筋力がついたことに満足せずにしっかりと球速や遠投、打球の飛距離などを計測して数字が上がっているのかどうかを毎年チェックできていれば必要なトレーニングや改善が必要なトレーニングがみえてきます。ぜひ無駄なトレーニングにさせないための工夫をしておきましょう。