中学生・野球のために部活動は何をすべき?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

中学校はクラブチームで野球を続けようと考えている選手へ学校の部活は何をする予定ですか?
そんな悩みや疑問について今回はお伝えいたします。

目次

中学校はクラブチームで野球を続けようと考えている選手へ学校の部活は何をする予定ですか?

少年野球をやっている選手は、来年から中学に向けてチーム選びをしている頃だと思います。中学の部活動で野球をやるという選手も多いとは思いますが、最近では軟式、硬式問わずクラブチームで野球を続けるという選手が増えてきていると思います。さてそんな選手は中学では野球部には入らずに他の部活に所属することができますが、あなたはどの部活を選択する予定でしょうか?

今まで私が聞いてきた中で最も多かった答えが陸上部です。野球の上達=ランニングのイメージも強いことからか陸上部を選ぶケースが多いようです。実際私も中学時代は一時期陸上部に所属していました。しかし、本当に陸上部に入ることが野球にとって最もプラスになるのでしょうか?

複数競技のメリット

以前もお伝えしましたが、ある研究によると育成年代において複数の競技を経験することが、将来的な競技レベルのアップにつながったり、故障の発生率を下げるという結果が出ています。もちろん全ての人に当てはまるというわけではありませんが、実際日本の野球文化では野球をやっている選手は野球だけをやるべきだという流れがあり小さい頃から野球一筋という傾向にあります。その結果日本の野球少年の故障発生率はその他の国に比べて高くなっているのです。

また野球以外のその他の競技にも言えることですが、一つのスポーツに専念して練習を行う傾向にある日本のジュニア世代の活躍はとても素晴らしいものがあります。その一方で年代が関係ないトップレベルの大会となるとなかなか日本は活躍することができません。この原因は競技を始めた最初のうちはやればやるほど上手くなるため一つの競技に専念している日本が強いのですが、そのままでは16歳を超えたあたりで伸び悩みに直面してしまうからだと言われています。それに対してシーズンによって野球をやったりバスケットボールをやったりアメフトをしたりしている国の選手は最初こそ練習時間が少ないため一つ一つの競技レベルは低いかもしれませんが、伸び盛りの時期に複数の競技を行ったことで様々な神経が磨かれ結果的に16歳を超えても成長を続けていき世界で活躍するトップ選手へと登りつめることができるようです。

部活=陸上部のイメージは古い?

こうしたことを考えると野球のために陸上部に入ることは本当にプラスになるとは言えないかもしれません。むしろ野球とは全く動きが違うスポーツを学校の部活動として選択する方が良いかもしれません。サッカー、バスケットボール、バドミントン、テニス、卓球、バレーボール、水泳などなど様々な競技があります。もちろん陸上部がダメというわけではありませんが、せっかく3年間を過ごすのであれば新たな競技にチャレンジしてみるのも良い経験となると思います。

PS.昨年アメリカではメジャーリーグからもアメリカンフットボールからもドラフト指名を受けるという選手が現れました。また古くはバスケットボールの神様と呼ばれるマイケルジョーダンがメジャーリーガーとなったこともありました。また昨年甲子園を沸かせた根尾選手も中学時代はスキーをやっており大会で優勝もしていたようです。他競技をやることに何か後ろめたい気持ちが出てしまいがちですが、そうした固定概念は今後消えてくるのではないでしょうか?

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