足を速くするためにpart1
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
足が速いということは、それだけでとても大きな武器となります。走塁のスピードのみならず、守備範囲や安打にも影響が及ぶため、
走・攻・守
の全てにおいてプラスになるからです。例えば同じレベルくらいの野球選手がいたとします。しかし片方の選手の方が圧倒的に足が速ければ、私の経験上ですが、間違いなく足の速い選手が先に起用されることでしょう。
では、どうすれば足を速くすることができるのでしょうか?
まず理解しておいて欲しいことは、足の速さはある程度、持って生まれたものということです。天性と言ってしまえばそれまでですが、実際、瞬発的に体を動かす速筋と、持久的に体を動かす遅筋の割合には個人差があり、それが大きく変わることはないのです。
そのため生まれつき速筋の割合が多い選手は短距離に優れ、遅筋の割合が多い選手は長距離に優れているのです。
しかし、走力は、「生まれ」だけで全てが決まってしまうほど単純なものではありません。才能だけで全てが決まってしまうのならば、陸上選手は厳しいトレーニングを行う必要はないでしょう。
生まれ持った速筋の割合が相手よりも少なくても、努力次第ではその相手よりも速く走ることは可能です。その方法の一つが速筋を鍛えることです。速筋と遅筋の割合が大きく変わることはありませんが、速筋を鍛えることは可能です。
例えば、速筋の割合が少ない選手Aと速筋の割合が多い選手Bがいたとします。
Aの選手は、速筋を鍛える練習を欠かさず行なっていました。一方、Bの選手は特に走力に関するトレーニングを行いませんでした。その場合、トレーニングを行なったAの選手の方が
速筋の力は大きくなり、速く走ることができるのです。
もう一つは走り方を変えるという方法です。走り方は、通常何も指導を受けていなければ個人差があり、独特な走り方をする選手もいるでしょう。しかし、オリンピックに出場するような陸上選手をみれば、そこまで極端な差を感じさせない走り方をしています。
このようになっているのはなぜでしょうか?
答えは簡単です。速く走れるフォームというものは、研究の成果も反映して、ある程度共通だからです。ということは、普段思いっきり走ることはするが、フォームについての意識が薄いといえる野球選手も、走り方を研究し、改善することができれば、必然的に足が速くなる可能性があるのです。
次回は野球選手にとって大事な速筋のトレーニング方法と走り方について、解説をします。