ヘッドスライディングによる怪我を防ぐ
こんにちは
BASEBALL FUTUREの
依田徹平です。
野球をする上で予期せぬ怪我によりプレーができなくなることが多々あります。
特に走塁では野手との接触やクロスプレーの際に大きな怪我につながることもありますが、もっとも起こりやすい怪我の理由の一つにヘッドスライディングが挙げられます。
ヘッドスライディングは足からベースに向かう通常のスライディングに対して頭からベースに滑り込み手でベースにタッチします。このヘッドスライディングで一番危険なのは打ってから一塁へ全力で進みながらヘッドスライディングをする時です。あまり慣れていない選手がすると顔面を強打して歯が折れてしまったり、ベースに手をついた時に骨折や肩を脱臼してしまったりします。
そのため最近ではヘッドスライディングをあまりしないように指導するチームも増えてきたと思います。しかしながら、ヘッドスライディングがなくなることはありません。なぜならば一塁ランナーのリードからの帰塁は基本的にヘッドスライディングであることが多いからです。
リードが小さければそのまま足から戻りますが、リードを大きくしている場合はより早く戻るためにはヘッドスライディングが有効となります。全力疾走からのヘッドスライディングではないので怪我のリスクは低いですが、先日巨人の坂本選手が帰塁の際にヘッドスライディングをして手を骨折してしまいました。もちろん坂本選手もヘッドスライディングには慣れていたはずですが、帰塁のタイミングがギリギリであったため焦って勢いよくベースに戻ってしまったので今回のような怪我をしてしまったのだと思います。
こうした怪我は少年野球でも高校野球でもよく起きます。骨折をしてしまうとプレーをすることができないので最低でも1ヶ月近くは試合から離れてしまうのではないでしょうか?特に大事な試合ほど白熱をして普段しないようなプレーをしてしまうのでリスクが高まるのです。
そうしたリスクからを回避するツールとして最近ではスライディングミットというものが使われるようになってきました。このミットを走塁時に装着することによって手の怪我を防ぐことができるので二刀流として活躍する大谷翔平選手も使用していたりします。
アマチュア野球でもこれから夏にかけて大切な試合が続くと思います。大事な試合の前に怪我で離脱をしないためにも、自分の身は自分で守るようにしましょう。