プロ野球はエリートが活躍できるとは限らない ロッテ〇〇選手の驚きの経歴

こんにちは
BASEBALL FUTUREの
依田徹平です。

今回はある選手の経歴を参考に活躍するために必要な要素について考えてみましょう。

目次

この経歴の選手が誰か知っていますか?

中学校ではボーイズリーグの名門に所属して全国優勝を経験。高校では2年生の時から2年連続で日本代表に選ばれ3年生の時にはチームの4番として春夏甲子園連覇に貢献そしてドラフト1位でロッテに入団した左投げ左打ちの選手

高校野球に詳しい方であれば答えは簡単に分かったかもしれませんがこの選手は大阪桐蔭から一昨年ロッテに入団した藤原恭太選手です。

この経歴からしてまさに野球エリートと呼ぶにふさわしい選手で現在は2軍で経験を積んでいますがこれからの活躍が期待される注目の選手です。

さてでは次の選手の経歴を見て一体どの選手の経歴か分かるでしょうか?

高校1年時は陸上部?

小学4年生から野球を始めたが中学時代に股関節を怪我したことと復帰後に周りとのレベルの差を痛感したことで高校時代は陸上部に所属。しかしその後夏の高校野球で活躍する同級生を見て野球への復帰を決断。1年生の冬に陸上部を退部し学校の野球部ではなく硬式のクラブチームに入団。その後独立リーグのトライアウトに挑戦し見事合格しレギュラーとして活躍その活躍が評価され2017年ドラフトで18歳の時に育成1位指名を受けロッテに入団した左投げ左打ちの21歳の選手

おそらくほとんどの人がこの経歴ではどの選手なのか分からないことでしょう。この経歴を藤原選手の経歴と比べてしまうと、とてもエリートと呼べるものではなく泥臭いイメージがあることでしょう。しかしこの選手は今年プロ3年目にしてついに支配下登録を果たし1軍の試合に出場しました。それだけではなく現在パ・リーグで第1位の12盗塁を記録しており先日の試合では初スタメンで初安打を含む3安打猛打賞3盗塁を決めてみせました。ここまで話せばピンときた人もいるかもしれませんがこの選手はプロ3年目の和田康士朗選手です。

実は約2年前ヤクルト対ロッテのイースタンリーグの試合を見に行った時、当時育成選手でルーキーであった和田選手のプレーがとても印象的でブログでも少し書かせていただいていたので私にとっては印象深い選手でした。

藤原選手もまだまだこれからの成長と活躍が楽しみな選手です。しかし藤原選手とは2学年しか違わず失礼ながらエリートでもない和田選手が今現在ロッテの貴重な戦力として機能していることは一見不思議に思うかもしれません。

しかしこれは当然の結果なのです。

経歴≠実力 大切なものはたった一つの武器

ティーバッティング

なぜならば経歴と実力はイコールではないからです。
・全国大会出場
・甲子園出場
・12球団ジュニアトーナメントに合格

確かにこのような肩書や経歴は努力の結果でもあるので素晴らしいことです。しかしだからと言ってそれ以外の選手は活躍できないのかといえばそんなことはあり得ません。何か一つでも良いので他の人には真似できないほどの武器を磨くようにしましょう。その武器があなたを必ず助けてくれます。和田選手の場合はその武器が「足」でした。

和田選手は最大の武器である「足」でチャンスを掴みそこから守備面での活躍→打撃面での活躍と活躍の幅を徐々に広げていっています。

思い返してみれば西武の源田選手もバッティング面では当時プロでは通用しないという評価でした。しかし圧倒的な守備力を武器にショートとしてチャンスを掴みレギュラーを不動のものとしています。

全国大会に出場しなくても甲子園に出場しなくてもジュニアの選抜に選ばれなくても実力さえあれば活躍できてしまうのが野球の世界です。和田選手の今年のこれまでの活躍がそれを証明してくれています。
もちろん実力の世界なので藤原選手がここからさらに巻き返して実力でロッテのスタメンを奪うことも十分に考えられるでしょう。

今上手く活躍ができていない、身近にいるスター選手に勝てる気がしないと感じていても野球を諦める必要はありません。何か一つでも良いので自分の長所を見つけてそこを最大限に伸ばすようにしていきましょう。そうすれば必ずあなたにチャンスが回ってきます。そのチャンスをまずは手に入れるための練習を続けていくようにしましょう。

もちろん素晴らしい経歴があるということはアドバンテージではあります。そのアドバンテージを生かしておごらずに努力を続けてください。

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