ランニングシューズでピッチング
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
いつも通りの練習を淡々と行なっていく、こうした日々の地道な努力の積み重ねは、上達する上でとても大切なことです。
しかしながら時には新たな刺激を加えることで、新たな発見があり、飛躍的な成長のきっかけとなってくれることもあります。
その一つとしておすすめしたいのが、ランニングシューズを履いた状態でのピッチング練習です。
通常であればピッチングはスパイクを履いて行い、それによりマウンドの傾斜や土の上でも、強く踏み出し踏ん張ることができます。
しかしランニングシューズでピッチングを行う場合は、そうした踏ん張りがきかないため、特に雨などでマウンドのコンディションが
悪ければ、踏み出した前足を滑らせて転倒をしてしまうかもしれません。
それにも関わらず、なぜランニングシューズでのピッチングを進めるのかというと、ランニングシューズを履くことにより、滑りやすく踏ん張りづらい状況をあえて作ることが狙いだからです。
あえて滑りやすい状況を作り出すことで、ピッチャーは本能的に転倒を恐るため、踏ん張っても滑らないように工夫をして投げるようになります。
具体的には、踏み出していく前足が着地をしていく時に、滑って転倒をしないように工夫をします。
あなたならどのような工夫をしますか?
おそらく一般的には前足を勢いよく着地させないように、ゆっくりと優しく着地させます。
ではゆっくりと着地させるためには何が必要となるでしょうか?
それは体重を後ろ足に残した状態をキープすることと考えられます。
例えば不安定で強度が不安そうな吊り橋を渡らなければいけない時、あなたならどうしますか?
多分よほどの度胸がない限り、まずは片足を伸ばしその吊り橋の強度を確かめてみると思います。
この時吊り橋に体重をあまりかけないようにするには、もう片方の足に体重を傾けて、加減をしながら橋の強度を確かめると思います。
これと同じように、滑りやすい状態でのピッチングでは、踏み出した足が滑らないようにギリギリまで体重を軸足側に残して、前足を着地させることが重要になってきます。
こうして体重が後ろ足に残ることで、体の突っ込みや開きの早さを抑える感覚をつかむことができるかもしれません。
もちろん滑りやすい状況を作りすぎて、本当に転倒してしまい怪我をしてしまっては意味がないので、怪我には十分に注意をした上で
こうした新たな感覚を手に入れるトレーニングを行なってみましょう。
PS
前足を痛めている時に前足への衝撃を避けるためにゆっくり前足を付いていたら思いの外良いボールがいったという経験があるひともいるかもしれません。これは怪我の巧妙と言えるかもしれません。とはいえ、痛みがある時は無理をせず安静にして回復に努めるようにしましょう。