野球部・新入生が行うべき練習
こんにちは
新宿区マンツーマン野球レッスン
BASEBALL FUTUREの依田です。
3月の終盤頃になると高校野球も入学が決まっている選手は入学式前に練習への参加が許可される場合があります。こうした時にまず新人選手にどのようなメニューをさせるべきかと悩んでいたりしませんか?今回は新入生の練習メニューについてお伝えしていきます。
新入生が行うべき練習
新入生といっても学校によっては、推薦で入ってくる選手や一般入試で入ってくる選手など様々いることでしょう。一般入試で入ってくる選手はやはり中学野球を引退してからのブランクが多少あるため体は完全な状態とはいかないことでしょう。野球の推薦で入ってくる選手もある程度体を動かしているとは思いますがもしかすると事情があり、あまり体を動かしていないというケースがあり個人差が出るところでしょう。
いずれにしても、一部の春の大会から戦力としての活躍が期待されている選手を除いては2,3年生と全く同じ練習をさせるというのは無理がありますし、下手をすれば怪我人続出となりかねません。こうしたことを考慮するとまずやるべきことは選手一人一人の状態を把握することだと思います。
・故障歴
・ブランクの期間
・持久力
・柔軟性
これらをまずチェックしていきます。その上で上級生の練習に行けるレベルであればすぐにでも経験を積ませた方が良いかもしれません。逆にブランクなどでまだ参加をするには問題があると判断された選手には秋以降の新チームに向けて焦らせずに体を作るところから始めるのが最も良いことでしょう。もちろんチーム事情によってはこうした個別の判断は難しいく、一年生はまとめて同じメニューとなってしまう場合もあるかもしれませんが、その場合はある程度強度を落としたメニューから開始することが望ましいでしょう。
その上でまず必ず取り入れてほしいメニューは柔軟性を獲得するためのメニューです。最近は中学生でも筋力トレーニングを多少取り入れているという選手が多く立派な体格をしていることが多いです。しかしその反面柔軟性に関しては数値が悪く怪我のしやすい状態となっています。体を作っていくのであればまずはこうした基礎となる柔軟に時間を割き徹底的に高めてあげることが一番ではないかと思います。
その上で高校野球で戦っていくための体力としての有酸素運動も欠かせません。あまりダラダラと長く走る必要はありませんが、週に3〜4日程度は持久走などのメニューを取り入れて徐々に強度を上げていき体を作っていくことが大切でしょう。
適切な量の有酸素運動を取り入れることによって、体の回復力が高まり日々の練習に耐えられる怪我をしにくい体となっていきます。もちろん適切な休養を与えずに過度の有酸素トレーニングをしてしまうとオーバートレーニングとなり怪我の元になってしまうので注意が必要です。
そしてその上で体幹を鍛えるメニューが有効です。野球のプレーにおいてはバランスを取ることが大切ですが、そのためには体幹の使い方が重要になってきます。早い段階でこうしたメニューを取り入れることで怪我を防ぐこともできさらにはバッティングやピッチングにも好影響が得られることでしょう。
選手側とすれば野球部に入って最初から技術練習をしたい、上級生に混じりたいと思うことでしょう。そのためこの期間はひどく退屈に感じかもしれません。しかしこうしたことをしておかなければ思わぬ怪我をして長期離脱となってしまうかもしれません。また思うようなレベルアップを図ることができないかもしれません。
指導者側としても選手側としてもまずは焦らずに体を作ることから始めていきましょう。