感覚は教わるもの?掴むもの?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

スポーツの世界では、言葉だけでは伝えきれない技術や細かい動作がいくつも存在します。
そうしたものをまとめて「感覚」と呼ばれたりしますが、そうした感覚は人それぞれ違いがあり、結果的に同じことをやっているはずなのに、本人たちの感覚は全く違うということも大いに考えられます。

ではそうした感覚は誰かに教わるものなのでしょうか?それとも自らの力で掴み取るものなのでしょうか?

結論から言うとこうした感覚は誰かから教わることはとても難しいです。それは先ほどもお伝えしたように、人それぞれ感覚が全く違うからです。ではどうすれば感覚を掴むことができるのでしょうか?

まず1つ目の方法は反復練習です。
人間は練習をすればそれを効率よく行おうと、神経が発達していきます。
そうした繰り返しの中で感覚を掴むことができる可能性があります。良く理論的になりすぎて効率や結果を早く求め過ぎてしまう選手がいますが、そうした選手は頭だけで、実際に体を動かさなければ
感覚を掴むことができません。

ただここで注意をしなければいけないことは、練習をただ繰り返せば良い感覚をつかめるわけでは
ないと言うことです。なぜならば、正しい動作を頭に入れた上で反復練習をしなければ、間違った動作を繰り返し練習してしまうため、間違った動作の感覚を掴むことになってしまうからです。

つまり感覚を掴むためには練習量だけにもならず、頭だけにもならず、頭を使って論理的に練習を繰り返すことが大切になってくるのです。

次に2つ目の方法は、感覚が似ている人からアドバイスをもらう方法です。
最初に感覚を誰かから教わることは難しいと話しましたが、選手の中には自分と似たような感覚を持つ選手もいます。そうした選手の感覚やイメージを聞き、試してみることで、感覚を掴むことができます。これはどちらかと言うと上級者の感覚の掴み方です。

野球を始めたばかりの選手の場合、感覚だけの指導になってしまうと、その感覚自体が全く伝わらず、意味のない指導になってしまう可能性が高いです。

しかしながらある程度野球をやって行くと感覚やイメージは共有しやすくなってきます。
例えば
「フライを打つイメージ」
と言われても初心者にはフライを打つ感覚はまだわからないかもしれません。
しかしある程度野球をやっていればフライを打つイメージと聞けば、だいたい同じようなイメージを持つことができるでしょう。

こうしたイメージの共有はレベルが上がっていけばいくほど、より細かいレベルでのイメージの
共有をすることができるでしょう。私も経験がありますが、小学生の頃に教わった感覚やイメージが、高校生や大学生になって初めて理解できてくることもあります。

では自分と似た感覚の持ち主をどのようにして見つければいいのでしょうか?
その方法はひたすら感覚を聞いて試して行くしかありません。プロ野球のトップレベルを目指す選手たちも同様に、オフシーズンなどに一流選手に会う機会があれば一つでも良い感覚をつかもうと、質問を繰り返し、その感覚を試しています。

もちろん自分に合わないと思うこともあるそうですが、それでも一度は試してみるそうです。
そうした繰り返しの中で自分にマッチする感覚を共有できた時、突然活躍しだすということが良くあります。

あなたももしプロ野球選手やレベルの高い選手に会う機会があれば、思い切って色々と質問をしてみましょう。

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