何故指導者の体罰は無くならないのか?

こんにちは!
BASEBALL FUTUREの
斗光敦也(とこうあつや)です。

ニュースを見ると良く話題になるのがスポーツ現場での体罰問題です。残念ながら小学校〜大学と様々な現場で体罰が行われているというのが事実です。まず、大前提として体罰を子供に対して行うということは許されることではありません。精神的にも肉体的にも子供に深い傷を負わせてしまうだけでなく、体罰を受けることにより選手は萎縮をしてしまい思うようなプレーが出来なくなってしまうデメリットやその影響でイップス(送球障害)にまで陥ると選手生命にも影響を及ぼします。こうして冷静に考えればメリットがなくデメリットばかりの体罰が令和となった今も無くならない理由は何なのか?自分なりに考えてみました。

体罰に関して様々な要因があると思いますが、今回私が最も注目したいポイントは『指導者の指導力の無さ』です。
選手が思い通りにプレーができず悩んでいれば、その思いに寄り添いポイントを指摘し導いてあげるのが指導者の役割だと思いますが、その役割をしっかりと果たせている指導者がどれぐらいいるでしょうか?私の経験上もそうした指導者は少なくほとんどいないというのが現状です。ではなぜ指導力のない指導者がたくさんいるのか?それは誰でも指導者になれてしまうからです。もちろんチームの運営は非常に大変で土日を削ってまでチームの指導に力を注いでいる指導者には頭が上がりません。しかしだからといって体罰をしていいということにはなりません。なぜならば、「俺は休みを削って教えにきてやっているから言うことを聞け、俺の言うことが聞けない奴には容赦しない」というようなことがまかり通ってしまうからです。本当の指導者であるならばこの考えが間違っているということに異論はないと思います。

一方で指導者として日々勉強し選手の成長を促進させる指導者もいます。こうした指導者は日々勉強しているため指導の引き出しが非常に多いです。反対に引き出しのない指導者はどう教えれば良いか分からず、選手が自分の思うようなプレーをしてくれないので最終的に体罰に繋がってしまうのではないのでしょうか?

残念なニュースが日々流れる中で、指導者の指導力のなさを痛感した経験がある人もたくさんいると思います。私も含めて指導者自身がもっと勉強して引き出しを増やす努力をすれば、今活躍ができていない多くの選手を大成させることができるはずです。

今後、体罰を無くしていく為には指導者を指導する人の役割が大切になってくるかもしれません。
野球をはじめスポーツの指導はとても難しいことだと思います。だからこそ指導者は日々勉強しなくてはなりません。
『何故指導者の体罰がなくならないのか?』の問いには様々な回答があると思いますが私は指導者の知識向上が一番の近道であると思っています。

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