こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

どんなスポーツでも必ず共通するもの、それはルールの上に成り立っているということです。ルールがなければスポーツは成り立ちません。野球では、よく知られるルールの他、細かいルールが特に多く、プロ野球選手でさえ意外と知られていないルールも存在しています。

スポーツ一般におけるルールについて、あなたはどのように捉えていますか？
・守るべきもの
・知識
・破ってはいけないもの
・特にないも感じていない
このように色々な捉え方がありますが、実際のところは、最低限のルールは意識しているが、そこまで深く考えていない人がほとんどだと思います。
しかし本気にそのスポーツに取り組む選手を目指しているのであれば、ルールを研究し、できればこのルールを自分の「武器」に変えていってもらいたいと思います。ルールは人間が考えたものであり、完璧なものではありません。そのため年々ルールが変更されたりもします。ということは、言葉はよくないかもしれませんが、どこかに、ルールの盲点となるプレーが存在するのです。

野球の例で考えてみましょう。

まず１つ目。
あなたは守備側とします。相手の攻撃中でバッターが打順を間違えて打席に立っていることに気付きました。すでにピッチャーは投球を行なっており、カウントは3ボール1ストライクとなっていました。この時、守備側であるあなたならどうしますか？

もちろん打順を間違えていることをアピールすることができます。ですがここで大切なことはその「タイミング」なのです。もし仮に1-3となった後にアピールを行なった場合、そのカウントのまま正しい打順通りのバッターが打席に入ることになります。しかし、間違えたバッターがヒットもしくは四死球の後にアピールをしたらどうなるでしょうか？この場合は打席結果にかかわらず、バッターをアウトにすることができるのです。

つまりこの場合は、打順の間違えに気づいた段階でアピールをするのではなく、打席が終わった後にすぐアピールすることが正解といえるのです。なぜならばその方が確実に相手をアウトにすることができるからです。

２つ目。
次のケース。1死ランナー1、2塁。この時強いゴロがゲッツーコースのショート正面に飛んでいきました。しかし打球は2塁走者にあたってしまいました。

この時ルールではどのような対応が取られるでしょうか？次は以下の中から正解を選んでみましょう。
①２塁走者がアウトとなり2死1,2塁で再開
②ダブルプレーとなりチェンジ
③走者に当たってもインプレー
・・・
この場合、①番が正解となります。このルールを知っているという選手はいるかもしれません。

ではこの状況下に「武器」にできるどのような「盲点」があるか、あなたは思いつきますか？ルールを熟読し、このルールを理解した時、あることを思いつきます。
それは自身が2塁ランナーであった時、明らかなダブルプレーの打球が飛んできた時、わざと自分から打球にあたりにいくとどうなるか？結果は先ほどもいった通り、2塁ランナーである自分だけがアウトとなります。ということはそのままであれば、ダブルプレーでチェンジになっていたところ、2アウトランナー1,2塁というチャンスを残して次のバッターに回すことができるのです。

もちろんこれをとっさに判断することは難しいですし、実際に行おうとするとそう簡単でない問題が出てくるかもしれません。しかしそうしたルールを上手く利用した作戦を自ら考える力があるということは、それだけで選手としてワンランク上のプレイヤーとなれる可能性を持っていると言えるでしょう。

あなたもぜひルールを学び、それをただ単純に守るのではなく、武器とできるように考えてみてはいかがでしょうか？

PS
もちろんルール上、許されていても、明らかな悪質なプレーはスポーツマンシップに反するので、考えついても実際には行わないようにしてください。

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