成長のためにバランスを考える
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
野球が上手くなるためには必ず「バランス」が大切になってきます。
ただここでお話したいバランスとは、片足でのバランスのような、身体的なバランス能力とは少し異なります。もちろんそうしたバランス能力もスポーツにおいては大切な要素の
一つではありますが、今回は、何かと何かの間でバランスをとる、といったことです。
例えば野球と勉強のバランスのように、どちらか一方を頑張るのではなく、どちらもバランスよく行うといった意味でのバランスで、これが野球においては、様々なケースで重要になってきます。
まず考えて欲しいバランスは、走攻守のバランスです。野球選手として高いレベルを目指すのであれば、バッティンングだけよければいいということはありません。バッティング、守備、走塁とバランスよく練習をし、総合的にレベルアップしていくことが選手としての価値やチームへの貢献度を高めることにつながります。
チーム練習の中では、攻撃重視や守備重視のスタイルをチームとして打ち出していないかぎりは、バランスよく練習を行なっているとは思いますが、個々の選手では走攻守の能力のバランスに差が生まれてしまいます。
そうした差を選手自らが考え、足りていない部分を補うように練習することができると、チームとしての総合力は一気に高まっていくでしょう。
しかし、どうしても得意なことばかりを練習してしまうのが選手としての本能でしょう。
そうした本能にばかり従うのではなく、一度冷静に自分のバランスを考えて、不足している部分を補うように練習をしていくことを考えていきましょう。
次に考えて欲しいバランスは身体の柔軟性と筋力のバランスについてです。
最近ではトレーニングが発達したことにより、様々なチーム、特に高校野球のチームで
盛んに筋トレが行われるようになってきました。またそれと同じぐらい重要と言われているものに柔軟性が挙げられます。この両者もバランスがとても重要です。
何故ならば筋トレをすることで柔軟性が落ちてしまったり、柔軟性を高めることで筋力が落ちてしまったりする危険性が潜んでいるからです。
筋トレは筋に負荷をかけることで筋を成長させ、パワーアップを図ります。
しかし、それと同時に筋が硬直しやすく、そのままにしておくと柔軟性が失われてしまいます。そのまま放置しておくと柔軟性が不足しすぎてしまい、筋力も発揮しづらくなってしまうでしょう。
反対に柔軟性は筋を伸ばすことにより、関節の可動域を広げていき、怪我のリスク軽減や
パフォーマンスアップを図ります。しかし、柔軟ばかりをし過ぎてしまうと、筋は伸びきってしまったゴムのように、収縮することができず、結果的に筋力が失われていってしまいます。
この両者もバランスを考えて鍛えていくことが重要です。
例えば筋トレを行う前に軽く柔軟を入れ(やり過ぎは禁物)、筋肉を動かしやすい状態を作っておいてから、筋トレを行う。今度は筋トレを行うことで緊張状態にある筋をほぐすように十分なストレッチを行う。
このようにバランスを整えることで筋力も柔軟性もその機能を失わずに、プレーに活かすことができるようになっていきます。
もしあなたが筋トレだけを行なっているのであれば、怪我のリスクを高めるばかりでなく
可動域が狭まることで、プレーの質を下げることがあるので注意をしましょう。
また柔軟ばかり行なっている人も、ある程度の筋トレを入れなければ筋は弱くなっていく一方なので、柔らかければいいとは考えずに注意をしましょう。
このように全てにおいてバランスを考えることは、成長に繋がっていきます。
ぜひあなたも一度自分を見つめ直しバランスについて考えてみましょう。