監督をするなら?〜学童野球編⑤保護者の負担軽減

こんにちは
BASEBALL FUTUREの
依田徹平です。

学童野球の監督をするなら第5弾

前回までは
①選手集め
②運動神経を高める
③技術と測定とモチベーション
④戦術と基本ルールの理解

というテーマでお伝えをしてきました。

今回は保護者の負担軽減と指導者確保について

野球は保護者の負担が大きい?

野球離れが進む一つの要因として保護者の負担が多いということが挙げられます。

負担は大きく分けて3つ

・道具や月謝、遠征費などの金銭的負担
・お茶当番や車出し
・保護者同士の関係

一つずつ問題点を考えていきましょう。

金銭的負担

野球はとてもお金がかかるといわれています。

まず道具面では

・ユニフォーム
・練習着
・バット
・グラブ
・バッティンググローブ
・スパイク
・アップシューズ
etc

その他の費用

・月謝(チームによって金額差あり)
・遠征費(遠征が多いは負担多い、月謝に含まれる場合も)
など

チーム道具を共有しよう

野球を始めるだけでこれだけの出費がかかるとなると保護者の方にとっては野球を子供にやらせるのは躊躇してしまうかもしれませんね。特に道具面は最近では一つ一つの金額が上がっている印象がありバットなどは昔に比べると性能が上がった分、金額は倍以上に跳ね上がっている感覚です。

月謝や遠征費などはチーム運営をするにあたり必要不可欠なものなので仕方ないにしてもこの道具面だけでも解消してあげることができると良いと考えています。その為に必要なことは道具をチームバットやチームグラブ、スパイクなどを充実させることだと思います。

グラブは小学校卒業とともに硬式野球をやることになれば使わなくなってしまうことがほとんどです。またバットやスパイクも身体的な成長とともに新しいものを使う必要があります。その他アンダーシャツや練習着などもサイズが変われば使わなくなってしまうことが多いでしょう。

そうした道具はほとんどの場合使わなくなっても自分の家に置いてあったりしますが、その後使うことはまずありません。結果的にまだ使えたはずなのに捨てることになってしまうのでチームに寄付をしていただき保存をして新しく野球を始める後輩に使ってもらうのが良いと思います。

もちろん新しい自分の道具が欲しいという子供もいると思いますが、いきなり自分の道具を買うのはリスクがあります。なぜならばどのようなバットやグラブが自分にあっているか始めた段階では分かりませんし、グラブはポジションによって特徴が違うのである程度ポジションが決まるまでは新しいものを買う必要はないと思います。

チームの道具を使い練習をしていきやっていくうちに自分のレベルが分かれば「これより少し重く長いバットの方が良さそう」となり新しいものを買ったり、新たなチームバットを借りたりする基準ができます。しかしいきなり道具を揃えてしまうと最悪の場合買い直しが必要となってしまうので注意が必要です。

 

チーム道具を次の世代へと繋いで行くにあたり気をつけるべきことは、道具を大切にするということです。道具は大事に使い手入れをすればとても長持ちします。もちろんものによっては使いすぎてダメになってしまうこともありますが、次の後輩に使ってもらうためにも大切に使うということを決め事とすれば道具の大切さを覚えるきっかけにもなってくれると思います。

 

SNSを活用

どうしても道具が集まらない場合はSNSなどで道具の寄付を発信するなどしてみるのも良いと思います。使わなくなった道具を新しく野球を始めた子供たちが使ってくれるとなれば快く寄付してくれることでしょう。寄付してもらった道具でプレーをしている動画や写真などをSNSで公開してあげれば寄付してくれた人も喜んでくれることでしょう。

 

お茶当番や車だし

最初に断っておくと私は親の負担を完全に否定しいるわけではありません。スタッフ陣と父母会がある程度信頼関係が築けていればお互いに協力し合う中で多少の気遣いは必要になってくると思いますし、チーム事情によってはどうしてもそうした役割が必要な場合があるからです。

ですが理想を言えば子供たちをグラウンドに送り届けたらあとは家で帰りを待つだけという形にできると親も助かりますしチームにとっても子供たちの成長にとっても良いと考えています。

少年野球は基本的に土日に練習をしています。監督やコーチも少年野球は仕事ではないので平日普通の仕事をして休日である土日を子供達のために使って野球を教えてくれています。そうした感謝の気持ちから監督やコーチにお弁当や飲み物を適宜用意していただいております。しかしそれが当たり前のものとなったり、当番制として引き継がれていくようになると保護者の負担は増していきます。もちろん監督やコーチが休日を返上してくれているのでそれに対して何もしないというのは人間関係からも難しいことでしょう。

これに関しては全てのチームに共通する対応策を考えるのは難しそうです。なぜならばチームや地域によって事業が違いすぎるからです。ですが野球人口が減っていく今チームとしてそうした問題にも取り組んでメスを入れていることが求められるのかもしれませんね。

もし良いアイディアや実際の成功例がある方はご連絡ください!







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