キャッチボールは肩慣らしではない〜送球ではなく想球を〜
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
今回は何度も伝えてきましたが、改めてキャッチボールの重要性や意味合いを考えていきましょう。
目次
キャッチボールは肩慣らしではない〜送球ではなく想球を〜
怪我をしていない選手であれば必ず誰しも練習ではキャッチボールを行います。しかしこのキャッチボールのやり方を見ていると、とてももったいないと感じることが多いです。どうしてかというとキャッチボールをみていてもただの肩慣らしにしかなっていないからです。実際に選手を集めて「キャッチボールの意味は?」と聞いてみるとやはり「肩を作るため」「ノックで1球目から速い球を投げるため」という回答が多く、ただの肩慣らしとしてやっているという状況でした。
キャッチボールの意味とは
では何のためにキャッチボールを行うのかというと、その答えはたくさんありえます。
まずはもちろん肩を温めるという意味合いもあるでしょう。しかしそれが第一段階とするのであれば、第二段階は正確な送球を行うためとなります。ただ漠然と相手が捕れるところに投げるのと相手の胸を正確に狙って投げるのとでは全く意識や効果が変わってきます。どのような足の使い方でどのような角度でどのようなリリースで投げればどこに行くのか?
これらを一球ごとに調整し正確に投げられる確率を高めていくことができれば数年後には守備において送球の正確性という大きな武器を手にすることができるでしょう。
バリエーションを増やす
またただノーステップで投げるのではなく、塁間や40mの距離をステップを使って投げてみたり、ゴロを捕った時のように低い姿勢から投げてみたりすることで様々なシチュエーションでの送球を練習することができます。さらにレベルを上げるとするならば捕球への意識を追加して欲しいと思います。相手から投げられたボールに対して足を使って正面に入る、そしてすぐに持ち替えを行う。この動作をなるべく早く行えるようにすることで試合の守備での動きも変わっていくことでしょう。
このように書いてみると誰でも知っているような当たり前のことであったかもしれませんね。ですがこの当たり前ができていないのが90%以上の選手であると認識しておきましょう。捕球しやすいところに投げてあげることは捕球した選手の次のプレーにも良い影響を与えてくれます。自分勝手な肩慣らしではなく相手を思いやった想球を心がけるようにしましょう。
ヤクルトスワローズ西浦選手のキャッチボール参考動画です↓