成長を実感すること 課題→練習→できる→
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
少年野球を教えていく中で「できるようになった」という体験を少しでも与えてあげることを大切にしています。これがあるとないとでは選手としての成長も練習に臨む姿勢も普段の取り組みも変わってきてしまいます。また大きな話になると野球人口の減少や増加にもつながってくる問題だとも考えています。今回はそうしたできるようになったという体験の重要性と具体的な練習への落とし込み方法を提案していきたいと思います。
目次
課題→練習→できる→
「できないこと」が「できるようになる」ことを成長を呼びますが、この成長ほどやる気を与えてくれるものはありません。例えばいくら時間を費やしてもレベルアップのしないゲームほど面白くいないものはないでしょう。逆に時間を費やすば費やすほどレベルが上がっていき倒せなかった的がとせるようになったという成長という快感があるからこそ人はゲームにハマっていってしまいます。
これと同じように野球も練習することでできないことができるようになったと成長を実感することができればやる気が湧いてきてあとは勝手に自分で練習をしてきてくれるようになるでしょう。
しかし野球というスポーツは成長を実感することが非常に難しいスポーツです。いくら練習をしても試合で打てない時は打てないし、打たれる時は打たれてしまい、エラーをする時はエラーをしてしまいます。逆に練習をしなくても打ててしまうときや抑えてしまうときもあるので練習=成長がなかなか結びつかないのです。そういった面ではゴルフは成長が把握しやすいです。練習を積み重ねることでスコアが伸びていくという快感を一度味わってしまうと、もっとスコアを伸ばしたいという思いからさらに練習をすることでしょう。
ですがやはり野球も練習をしなければ一時的な成功はあっても本当の意味での成長や成功はなく上手くはなれません。ではどのようにできるようになるという体験をしてもらえば良いのでしょうか?
できることとできないことをテストしよう
まずやるべきことはできないことを知ってもらうことです。例えば守備であればキャッチボールをノーミスで10往復ができるのか?フライを10回連続で正確に捕れるのか?正面のゴロを正確に10回連続で捕ることができるか?遠投はどれくらいか?
打撃であればロングティーで内野を越すことができるか?外野の定位置まで飛ばせるか?外野を越すことができるか?前から投げたゆっくりのボールを10球中何回ミートしてフェアに飛ばすことができるか?
フィジカル面では前転、後転、側転ができるか、塁間を何秒で走れるのか?グラウンド10週を何分で走ることができるのか?幅跳びは何センチ跳べるのか?垂直跳びはどれくらい跳べるのか?開脚は何センチ開くのか?
挙げていけばきりがありませんが、このようなことを試しにやってみて一つ一つスコアをつけてみると面白いかもしれません。これにより自分が何ができて何ができないのか?またチームの中で自分はどれくらいの位置にいるのかを知ることができます。こうして見つかるのが自らの課題です。守備が悪ければまずはキャッチボールを10往復できるように練習してくる。その次はフライを捕る練習、ゴロを捕る練習。打撃ではまずはボールに当てる練習をし、次に飛距離を伸ばすための練習をする。足が遅ければタイムが縮まるようにダッシュやランニングを行う。そうして一ヶ月後や二ヶ月後にもう一度計測を行った時。おそらく少なからず成長が見られるはずです。これにより課題に対して練習を行うとできるようになるという思考回路が出来上がります。もちろんその練習のやり方や取り組み方は大切にしなければいけませんが、野球を始めたばかりの頃はシンプルなものであっても良いでしょう。それよりも「できるようになった」という体験を積んでもらうことが大切だと考えています。
テストをしない場合予想されること
では全くこうした取り組みをしなかった場合どうでしょうか?もしかしたらやっている練習は全く同じかもしれません。それでも自分の基準を知らないためそのまま試合をしてノーヒット、打ち込まれた、エラーをしてしまったとなると、「練習をやっているのに全然上手くならない」「全く成長をしていない」と錯覚してしまうことでしょう。冒頭でお伝えした通りこれではモチベーションは下がる一方です。しかし同じ結果であってもこうした取り組みをしていれば「試合では成果が出なかったけどキャッチボールもできるようになったしフライも取れるようになってきた」「バッティングも飛距離が出てきたし足も速くなってきた」と着実に成長をしてる実感があるため「今度はもっと試合で活躍するためにもっと練習をしよう」となりやすいでしょう。
もちろん試合で活躍することが一番の成長かもしれませんが、試合に現れない成長も見ていればたくさんあるはずです。そうした面を選手自身は意外と実感しづらいためこうした取り組みをすることで成長を実感することができ、成長を実感することでさらに野球が好きになるという体験を一人でも多くの選手がしてくれるとこれからの野球人口の減少に貢献できるのではないかと思います。
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