1人の時間が驚きの成果を生む〜自主練習の大切さ〜
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
練習量が大切とよく言われますが、もちろんその内容が大事であることはいうまでもありません。
どんな練習をするのか?
なんのために練習をするのか?
どうやって練習をするのか?
その上でどれだけの時間を練習するのか?という話になってきます。
さてではどのような練習に、その”量”を費やせばいいのかというと、それは個人の課題や個性やポジション、年齢や性別によっても大きく変わってきます。
もし、どんな選手でも共通して言えるアドバイスがあるとすれば、それは1人の練習時間を作るということです。
チームでの練習では、なかなかそういった時間は取れないかもしれませんが、全体練習が終わったあと、あるいは、家に帰ってからでも1人の時間を取ることはできます。
その1人の練習時間こそが、もっとも選手を成長させてくれる時間でもあるのです。
ここである研究結果をご紹介いたします。
バイオリンのソリストを3つのグループに分けました。
Aグループは世界レベルで活躍できるソリスト
Bグループは世界レベルでないにしても演奏者として生活ができるレベル
Cグループは演奏者としては活躍していないがバイオリン教室の先生ができるレベル
この3つのグループを比べた時、実はその練習時間にそれほどの差は見られなかったというのです。
しかしながら決定的に違ったのが、上のレベルにいくほど個人練習の時間が多く、才能の花を咲かし切れていない人ほど個人練習の時間が少なかったのです。
つまり才能の花を咲かせるには、孤独な練習時間に耐える必要があるということです。
勉強などでも言えることですが、本当に頭のいい人は自分1人で勉強ができます。
それはそのほうが効率が良いからです。
しかし、中途半端な成績しか取れない人は、一緒に集まって勉強をしたがるように見えます。
もちろん分からないことを教え合っているという面も否定できませんが、トータルには非効率と心得ましょう。
これは野球の練習でも当てはまります。上手い選手は、人に見えないところでしっかり練習をしているといいます。
見えないところ、つまり1人で黙々と自分の感覚を研ぎ澄まし上手くなろうとしているわけです。
ランニングなどを見ても集団になって後ろの方を走っている選手に、上手い人は見かけません。
上手い選手ほど一人一人のベストのペースで前を走っていきます。
孤独に耐えながら練習ができる選手は、同じ練習量をこなしているときにさえ、他と差をつけてしまうのです。
もっというと孤独に練習ができない選手は、1人では練習ができないので、そもそも練習量が少ないことでしょう。
上手くなりたいなら、1人黙々と耐える練習時間を作ってみませんか?
PS,野球の場合、1人ではできない練習がたくさんあります。
しかし工夫をすればいくらでも1人でできる練習内容は作れるものです。
ピッチャーであればネットスロー、バッターであればスタンドティー、ランニングや体幹などのトレーニングはもちろん1人でもできますね。工夫をして取り組んでいきましょう。