高校生こそプロ野球を見るべき?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

高校野球の時間は有限

高校生のマンツーマンレッスンやチームサポートをしていると、非常にもったいなさを感じることがあります。
そのひとつは、高校生は部活で毎日のように練習があるので、野球をしているアマチュアのどの年代に比べても、練習量が多くとれていますが、にもかかわらず、ただ何となく毎日の練習をこなしてしまっている、ということが多いからです。

逆に言えば、チームとしてやるべきことや、覚えるべき技術の習得のために、時間を有効活用することができているチームは、高校野球の3年間を有意義に過ごせていると言って良いでしょう。

なぜ選手は貴重な時間を、ただ何となくとみえる練習で過ごしてしまうのでしょうか?
有意義な練習をするためには、まず覚えるべき技術や、やりたいことをチーム、個人で明確にする必要があります。

課題を明確に

「バッティングをよくしたい」
「守備が上手くなりたい」

これでは明確にはなっていないです。

「低めの打ち方を覚えたい」
「逆方向への打球を打ちたい」
「ダブルプレーの動きを早くしたい」
「ボールの持ち替えを早くしたい」

明確にするには、こんな風に具体的に目標を絞り込んでおく必要があります。
より具体的にするためにやってほしいことは、

「参考になるプレーを見る」

という作業です。

「百聞は一見にしかず」という言葉がありますが、まさにその通りで、参考となるプレーを動画等で見ることで、自分がプレーをするイメージを
持つことができます。
しっかりとしたイメージを頭の中で作ることが、技術習得のための第一歩となります。

この作業があれば、ただ闇雲に練習をして、手探りで技術を身につけるに比べればよほど効率的でしょう。
日々の練習時間は多いとはいえ、トータルでは2年半という短い期間の高校野球生活で、参考となるプレーのイメージをどのようにして作れば良いのでしょうか?

プロのプレーを参考に

ぜひ見てもらいたいのが、プロ野球のプレーです。
当然ですが、プロ野球選手のプレーは参考にすべきポイントがとてもたくさんあります。

ヤクルト 西浦選手 守備動画

横浜ベイスターズ 三嶋選手 ピッチング

そのプレーを見てイメージを作り、練習を行う。そして自分のプレーもできれば動画にとってもらい、比較をし、相違点を見つけ出し、練習で修正を行なっていく、これが最も有意義に練習をする方法の一つと私は考えています。

最近の高校生は意外なくらいプロ野球を見ません。
以前に比べればスマホが普及したことで、いつでもプレーを見ることができるはずなのに、夜遅くまで練習をしていたり、プロ野球中継が減ったことで、プロ野球選手のプレーを見ていない選手がとても多いです。

これも私がもったいないと思うことの一つです。

普段の練習を有意義なものにするために、高校野球という短い時間を有意義に過ごし、高い技術を身につけるために、打撃or守備orピッチングor走塁において自分が参考とすべき選手を1人は設定しましょう。
打者としてなら、自分が右打ちなら右打ちの選手、投手なら右投げなら右投げの選手、守備面であれば同じポジションの選手を、参考にする選手として見つけましょう。

時間を作って、その選手の動画を集めてみましょう。

打撃であれば
・構え方
・タイミングの取り方
・スイング軌道
・コース別の打ち方

投手であれば
・ランナーがいる時
・ランナーがいない時
・牽制
・変化球
・フィールディング

守備であれば
・あらゆる方向の打球に対する動き
・送球までの流れ
・ボールの投げ方
・打球判断

走塁であれば
・走り方
・盗塁の構え

動画を集めて、何度もそのプレーを見返し、そのプレーをするイメージを作り上げます。
そして実際にプレーを行いイメージ通りにできていたかを確認していきます。

こんな背景を作るだけで、練習は意味のあるものになることでしょう。

時間がないという選手は保護者にも協力してもらって、プロ野球選手のプレー集を作りあげるのも良いかもしれません。

PS.先日レアル・マドリードに移籍した久保建英選手が、現地の取材で、試合前に、今では同僚となったアザール選手のプレー動画をいつも見ていた、と語っていました。
世界で注目されるビッグクラブに入った選手でさえ、トッププレーヤーを参考にしてイメージを作り試合に臨んでいるのです。
競技は違いますが、野球でも同じだと思います。

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