グローブにも好不調がある?
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
守備をしている時にこんなことを言われたり、聞いたりしたことはありませんか?
「グローブのせいにするな」
エラーをした時にグローブを見たり、叩いたりして、あたかもグローブのせいだと言うようにアピールする選手に対して、監督やコーチがグローブではなく、自分の技術のせいだと注意する時に、よく聞く言葉です。
確かに大抵の場合グローブのせいではなく、選手自身の技術に問題があることが多いでしょう。
しかしながら、一流選手であってもミスをしてしまうことはあります。
その原因の一つになりうるのがグローブのコンディションです。
強いライナー性の打球や球際の厳しい打球をグローブに収めようとする時、グローブの芯で捕球できたと思っていると、気づいたらグローブからボールが抜けていってしまうことがあります。
これは仕方がないように感じるかもしれませんが、グローブのコンディションさえしっかりと整えていれば
捕球をできていた可能性があるのです。
つまりグローブのせいでエラーすることもあり得る、と言うことです。
実際に私も同じような経験があります。
硬式用のグローブは使い始めの頃は硬く、ボールを掴むのも大変ですが、使っているうちに徐々に馴染んでいき、ちょうどいい硬さになっていきます。しかし、使っていくうちに、柔らかくなりすぎてしまい、打球を弾くようになってしまったのです。
こうしたことを防ぐためには、グローブの手入れが重要になってきます。
汚れをとったり、油を染み込ませることでグローブの状態を整え、また型も崩れないように保管しておきます。
そうすることで球際での強さが戻っていき、捕球が難しい打球であっても捕球できる確率が高まることでしょう。そのほかの手入れの方法として、巨人の坂本勇人選手は守備が終わってベンチに戻るたびにグローブを冷凍庫にいれているそうです。
その理由は、冷凍庫にグローブを入れることにより、皮がパリパリの状態になり、柔らかくなり過ぎるのを
防いでくれるからだそうです。私も現役時代にグローブが柔らか過ぎる状態にあると感じることがあり、その対策として、2つのグローブを使い分けることによって、グローブが使いすぎで柔らかくなり過ぎることを防いでいましたが、この方法を知っていれば確実にエラーの数をもっと減らすことができたと後悔しています。
もちろん家庭用の冷凍庫でも同じ効果を得ることはできますが、食べ物が入っているところなので勝手に使ってしまうと怒られてしまうかもしれません。
ですのでもし使いたい場合は、保護者の人に相談をして、タオルを巻いたりするなど衛生面には十分気をつけて試してみるようにしましょう。
PSエラーの原因を道具のせいにしてはいけません。
なぜならば普段使っている道具の手入れも自分の責任だからです。
一流選手として手入れも怠らないようにしておきましょう。