「守備でリズムを作る」とはどういう意味?
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
野球は攻撃と守備が交互に入れ替わる競技です。
そのため攻撃が終われば守備、守備が終われば攻撃というように、試合は進んでいきます。そんな攻守の交代でよく言われるのが
「守備からリズムを作れ」
という言葉です。
あなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
では守備でリズムを作るとは、どういうことなのでしょうか?
あなたは明確に答えることができますか?
これはもちろん正解があるわけではありませんが、少し考えていきましょう。
まず守備でリズムを作るというのは、一般的には守備を短い時間で終わらせることをさします。
では守備を短く終わらせることによって、どのようなメリットがあるのでしょうか?
それはチームとしていい状態で攻撃に向かっていくことができる、メリットでしょう。野球は失点を防ぐことが大切ですが、それ以上に攻撃で得点をすることが大切です。それはいくら失点を防いだとしても、得点を取ることができなければ勝つことができないからです。
攻撃で得点をするためには、チームとしての打撃力、戦略そして「精神状態」が大きく関わってきます。
例えばどんなに打撃力のあるチームでも、優勝がかかったプレッシャーのかかる試合や膠着した試合展開では、思うように自慢の打力を発揮することはできません。
しかし、そうした緊張も試合が進むにつれてほぐれてきたり、一度試合が動きはじめれば本来の実力を発揮することができるようになってきます。
甲子園などを見ても、スタンドの後押しなどにより、精神状態が大きく変化し、9回に点数が入ることがよく起こります。このように野球はチームとしての精神状態がとても重要になってきます。
精神状態を良い状態に持っていき、本来の実力を発揮したり、時には実力以上の力を発揮させたりするために、守備のリズムが大切なのです。
守備の時間をテンポよく終わらせ、短くすると、攻撃の時間は相対的に長くなっていきます。そうするとチームとしては守備よりも攻撃に対する意識が強くなっていきます。
反対に相手は攻撃が短くなり、守備が長くなるため
「守らなければ、、、」
と、守りの意識が強くなっていきます。こうした精神状態に持ち込むことで、自分のチームは攻撃に対する意識がさらに加速していき、一度チャンスを作ることができれば、打線が繋がって、得点を奪うことができるでしょう。
これが守備からリズムを作れ、と言われる理由です。
では守備を短くするためには何が必要なのでしょうか?
それにはピッチャーの投球リズムが大きく関わってきます。
次回は守備のリズムを作るための投球リズムについてお伝えします。