動作解析とは?
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
今回は改めて動作解析についてお伝えしていきたいと思います。
動作解析とは、バッティングフォームやピッチングフォームなどを撮影し、撮影したフォームを動作解析ソフトを使ってチェックをしていきます。
動作解析でできることは色々あります。
1・スロー再生
フォームをスローで再生することで、普段細かく見ることができないフォームの細部を見ることができます。
2・コマ送り再生
コマ送り再生では、スロー再生よりもさらに細かく動画を止めながら、フォームを見ることができます。ピッチャーであればリリースの瞬間、バッターであればインパクトの瞬間など気になるポイントをチェックできます。
3・2画面再生
2つの動画を同時に再生することができます。例えばピッチャーであれば正面からと横からのフォームを一つの画面で同時に再生することができたり、バッターであれば一ヶ月前の調子の良かったフォームと調子が悪くなってきた今のフォームを比べることができます。
それによりどこが変わって、調子が悪くなったのかを一目で見ることができるため
復調のきっかけを掴みやすくなっていきます。
4・デジタイズ
デジタイズは普段聞きかない言葉だと思います。
どういったものかというと、バッティングにおけるスイング軌道を点と線で追うことができ、視覚的にスイング軌道を見ることができるのです。
普通にスイングを見ても、スイング軌道を見ることはできますが、デジタイズを活用することで、よりはっきりと軌道を見ることができます。
プロ野球選手の軌道とどう違うのか?遠回りをしていないか?
そういった視点で見ていくことができると、上達のスピードは上がっていくでしょう。他にも様々な機能がありますが、ここからはなぜこうした動作解析が必要なのかという根本的な話をしていきます。
まず一つ目の理由は、自分のプレーを自分でみる機会が少ないからです。
当然ですが普段自分がプレーしている姿を自分では見ることはできません。
最近ではスマートフォンなどを使うことによって、自分のフォームを見る機会も増えてきましたが、それでもフォームを撮影して見るという習慣が普段からなければ、自分のフォームを見る機会はなかなかありません。
しかし動作解析を行うことによって、自分のフォームを見る習慣ができるようになり、自分の感覚と実際のフォームの差を知ることができます。それにより理想のフォームに近づけるため、
「もっとこうした方がいい」
「もっとこうしてみよう」
という発想が生まれてきます。
そうした発想を練習で試すことによって、技術は上達していきます。
逆に自分のフォームを知ることができていなければ、何をどう改善していくのか?
が漠然としすぎてしまい、何を練習するのかがわからなくなってしまいます。
二つ目は
良い選手と比較することができることです。
効率の良いフォームを身に付けることはパフォーマンスアップには重要です。
では効率の良いフォームとは?
と考えた時真っ先に参考にしていただきたいのは、プロ野球選手のフォームです。
日本のトップにいる選手であるプロ野球選手のフォーム、特に好成績を残している
トッププレイヤーのフォームはとても効率が良く、参考にすべきフォームです。
動作解析をすることにより、2画面で自分のフォームとプロ野球選手のフォームを
比較することができます。
それにより、どこを改善していけばいいのかを知ることができるようになり、努力すべき方向が見えてくるでしょう。
三つ目は、先ほども少しお伝えしましたが、好調時と不調時のフォームを比較することができることです。
フォームとは意識的にも無意識的にも変わってしまうものです。
それにより、好調になったり不調になったりしていくものですが、そこから抜け出すには、とても長い時間がかかってしまう場合があります。
しかし動作解析をしている習慣があれば、良かった時と悪かった時のフォームを常に保存しておくことができます。
それにより、不調に陥った場合でも、好調時のフォームを観ることで、不調時との違いを知ることができ、短い期間で、不調から脱出するきっかけをつかむことができます。
大事な大会の前に常に好調でいられるとは限りません。
大事な大会をいい状態で迎えるためにも、フォームチェックは欠かさないように
しておきましょう。
このように、技術の向上にも、コンディションを整えるためにも、動作解析を活用することができます。
ぜひあなたもこの機会に試してみてはいかがでしょうか?