「体幹が抜ける」とは?part1
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
バッティングにおいても、ピッチングにおいても、守備においても、
良いプレーができる選手には、ある共通点があります。
それは「体幹が抜けていない」ということです。
この言葉を聞いて、「ああ、なるほど」と、すぐにピンとくる人と、「どういうこと?」、と意味が理解できない人がいると思います。
しかし意味が理解できないという人も、実はこれがもうすでにできている場合もあります。
逆に意味が理解できても、実際にはできていない人もいるかもしれません。
そもそもそんなことを考えたことがない人の方が、圧倒的に多いのではないでしょうか?
このように、「体幹が抜けている抜けていない」ということは、ほとんどの選手は意識してプレーしていません。
しかし、運動センスの良い選手は、それを無意識に行なっていることがよくあります。
逆に言えば、運動センスが自分に足りていないと思う選手も、「体幹が抜けないプレー」を意識してマスターすることができれば、一気にパフォーマンスをあげることができ、今まで以上の結果を残すことができるかもしれません。
では具体的に体幹が抜けないと、どのようなメリットがあるのでしょうか?
体幹とは、一般的に体の中心である腹筋や背筋などのことをさします。
そして両腕、両足がその体幹と繋がり、連動することで、走ったり、ボールを投げたり、バットを振ったりすることができます。
人間の体を木で表すと、幹に当たる部分が体幹。枝に当たる部分が両手両足です。
想像をしてみてください。
もし木の幹が細く弱々しいのに対し、枝が長く太かったとしたら、すぐに枝は幹から折れてしまいそうですよね?
人間の体も同じで、幹となる体幹が弱いと、そこに繋がる両手や両足は100%の力を出すことができないため、パフォーマンスが上がらないのです。
つまりいくらベンチプレスやスクワットで腕や足を鍛えたところで、体幹が弱ければ、両手両足は100%の力を発揮することができないのです。
(もちろんベンチプレスやスクワットをすることで、ある程度体幹は刺激されますが)
だからこそ、体幹は大切だと言われ、どのチームも体幹トレーニングを取り入れているのです。
では本題に戻ります。
「体幹が抜ける」とは、つまりこの鍛えた体幹をうまく使えていない
ということです。これではせっかくきつい練習で鍛えた体幹が勿体無いと思いませんか?
また単純な筋力という面での力が発揮されないだけでなく、体を動かす中心にある体幹が抜けることで、両手両足の連動性も悪くなり、動きがとてもぎこちないものになってしまいます。
運動センスの高い選手のプレーは、とてもみていて動きが滑らかではありませんか?
それは体幹が抜けないため、軸足から前足、そして上半身から腕の先まで、スムーズに体が連動して、エネルギーを受け渡すことができているからです。
その結果、パフォーマンスに大きな差が生まれてしまうのです。
part2では実際に体幹が抜けている状態と、抜けていない状態についてお伝えしていきます。