「シエスタ」ゴールデンウィークに向けて昼寝のススメ

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

新年度が始まり、4月も残すところあと1週間ほどとなりました。
今年は元号が変わることもあり、ゴールデンウイークが長くなっています。

普通の人にとってみれば長い休みになりますが、野球に取り組んでいる選手にとっては、この期間全てが練習になっているという人もいることでしょう。こうした長期の休日は普段の過ごし方とは違い、野球に集中することができます。しかし、いつも通りの練習になってしまうと思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。

まず第一に気をつけてほしいことは体調管理です。
5月に向けて徐々に気温も上がっていきますが、体調が気温の変化に対応ができないと練習ができなくなってしまいます。また連日の練習により、いつもより体に負担がかかってしまい、終盤に怪我をしてしまうかもしれません。

これでは上手くなるどころか怪我をするために練習をしてしまっているようなものなので、十分に体のケアをするようにしましょう。練習前のストレッチ、練習後のダウン、十分な栄養の摂取、これらは必須の事項となっていくでしょう。

チームスタッフの方に気をつけていただきたいことは、この期間に練習をしすぎないことです。
練習できる期間があるから全て練習をしてしまおうと考えていると、それは指導者の自己満足で終わってしまう可能性があります。

特に小・中学生の場合はまだ体も出来上がっていません。負荷をかけることは大切ですが、何事もやりすぎは良くありません。やりすぎることで技術は上がっても体は悲鳴をあげているかもしれません。
最悪の場合本来成長するはずだった身長が伸びなくなってしまうということも考えらるのです。
そうしたことにならないための提案として、1日の練習メニューの負荷を下げたり、最低限のチーム練習を毎日短時間行い、自主練習の時間を多くするといった方法があります。

私からのオススメの方法は「昼寝をする」という方法です。野球の練習は一日中行われることが多くあります。一日中練習することで上手くなった気はするかもしれませんが、実際は体に過度な負担がかかっています。普段であれば練習日でない日は休めるので体も回復していきますが、長期の場合その回復期間がありません。それにより体が限界を迎えて怪我を引き起こしてしまいます。

それでもやはり練習をしたいというチームもあると思います。
そうしたチームは先ほどお伝えした昼寝の時間を取ることをオススメします。(シエスタとも呼ばれます。)少しでも昼寝をすることで体は回復し、体調を整えることにつながります。

さらには昼寝をしない時よりも昼寝の時間を入れたほうが、1日を通して集中力を保つことができるというデータも出ています。成長期の選手にとっては、やはり体がずっと疲れた状態では成長にエネルギーが回ってくれません。ですのでこうした昼寝を取り入れることで、体を回復させ、成長にエネルギーが回るようにしてあげましょう。

実際に社会人野球のチームなどでも、キャンプで昼寝の時間を設けて、怪我人が減ったり、パフォーマンスが上がったりといったことが起こっています。ぜひあなたのチームも、これから始まるゴールデンウィークに向けて、昼寝の時間を設定してみてはいかがでしょうか?

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