先攻と後攻それぞれの戦い方とは?

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。

先日は先攻と後攻どちらが有利かというテーマでお話しました。
結論としては、データ上は後攻が有利だが、それ自体が試合を決める要因ではなく、そのそれぞれにおける戦い方が、重要だと言えると思います。

今回、先攻と後攻それぞれの戦い方とはどういったものなのかお伝えします。
先攻におけるメリットは
・相手よりも先に攻撃ができる
という点につきます。

先攻には、必ず先制点を奪う機会が与えられます。
そのため大切になってくるのは初回の攻撃です。初回というのは試合の始まりであるため、
ピッチャーにとって相当なプレッシャーがかかり、立ち上がりが不安定になりがちです。
(特に小学生や中学生に多くあります。)
そこを攻めることができれば、先制点を奪う可能性は高くなっていくでしょう。

先制点を取ることができれば、あとは相手にプレッシャーをかけることを考えていきます。
まずは裏の守りを0点で抑えること、1-0とするだけでも相手には少なからずプレッシャーが
かかります。そのプレッシャーは追加点を奪うことでさらに強くなっていきます。
そうしたプレッシャーの積み重ねが、相手の攻撃に焦りを生んだり、守備でのミスを生むことに繋がっていきます。

これが上手くいけば、格上相手のチームにも勝利をすることができるかもしれません。
想像してみてください。逆に格上相手に後攻の立場で先制をされてしまったら、この場合なかなか試合をひっくり返すのは、難しいと思いませんか?

野球はメンタル面が大きく左右するスポーツです。先攻の場合は初回に特に力を入れて相手にプレッシャーをかけることができれば、優位に試合を運ぶことができるでしょう。

後攻の場合は、常に相手の攻撃の後に攻撃ができるので、相手の攻撃の結果を受けた攻め方をすることができます。その為考えることは、イニングを終えた時にリードをさせないような攻め方をすることです。

例えば1点取られていれば、まずは1点を取り返す作戦を、2点取られていれば2点を取り返す
作戦を考えることです。注意をしなければいけないことは、大量失点をしてしまった場合です。この場合一気に大量点を奪うことは難しいでしょう。
その為、序盤であれば相手との戦力差を冷静に分析し、十分に最終回までに取り返せると判断できれば、焦らずにまずは1点を取ることに集中するべきです。

焦って大量得点を狙いに行く作戦をとってしまうと、淡白な攻撃になりやすく、結果的に得点を取ることができずに、プレッシャーが高まってしまいます。こうなってしまうと、いくら実力差があってもひっくり返すことが難しくなってしまうでしょう。

もちろん試合終盤であれば、強引にでも得点を奪いに行く作戦をとらなければいけませんが、中盤までは焦らずに1点を返すことに集中していきましょう。

ここでお伝えしたことはあくまで作戦の考え方の一つにすぎません。もしかしたらチームによっては先攻の方が勝率が良い為、ゲンを担いで先攻を取りに行くこともあることでしょう。先攻と後攻において、トータルに考えてどちらが有利か明確にはいえないものの、試合運びや、メンタル面には違いがありますので、それぞれのメリットを生かし、逆に陥りやすい失敗を避けることを考えていきましょう。

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