W杯から学べること〜格上に勝つには?〜
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
現在日本のみならず、世界各国でサッカーW杯が大きな盛り上がりをみせています。
日本も今回は厳しい戦いになると言われていましたが、格上のコロンビア相手に
初戦勝利を手にしました。他の国々でも、強豪国が敗れるなど、番狂わせが起こっています。
こうしてみるとやはり
「試合はやってみなければ分からない」
と痛感させられます。
高校野球もこれから夏の予選が始まりますが、何が起こるか分からないのが野球なので、そうした気持ちで大会に挑んでいってもらいたいと思います。
こうした番狂わせは、いつでも起こるというわけではありません。
番狂わせを起こすためには、自分たちの力がある程度のレベルに達していることが必要になるからです。
例えば、プロ野球で考えると、最下位のチームと首位のチームが20ゲーム以上離れていたとします。
普通に考えれば、首位のチームが勝ちそうですが
プロ野球のレベルで考えると、正直どっちが勝つかは終わるまで分かりません。
反対に、いくら何がおこるか分からないといっても
さすがに高校生が小学生に負けることが無いように、明らかな差の前では番狂わせは起きません。
番狂わせを起こすためには、いくつかの条件が重なる必要があります。
その一つが調子の波です。
チーム力は常に一定ではありません。
メンタル面や体調面、チームの雰囲気などによって大きく変わっていきます。
この調子の波がもし格上の相手が低い時で、自分たちのチームが高い時であれば
番狂わせを起こす可能性があるでしょう。
しかし、こうした調子の波がうまく重なった時でも、まだ相手にチーム力が及ばなければ、やはり格上の相手を倒すことは難しいでしょう。
つまり何が言いたいかというと、いくら何が起こるか分からないといっても、適当にやって勝てるほど野球は甘くは無いということです。
もちろん最初からどこにも負けないチーム力をつけることが一番なのですが、それはそう簡単なことではありません。
だからこそ、どんな相手と戦っても、勝つ可能性があるというレベルまでチーム力を高めていくことが必要です。
それが例え10回に1回であっても、100回に1回というレベルであっても構いません。
可能性が0では無い限り、トーナメントの一発勝負では何が起こるか分かりません。
もしこれから夏の甲子園に向けて、大会に挑んでいくというあなた、これまでの練習でやれることをやりきった、格上の優勝候補をやっても勝機が少しでもあるというレベルまで、練習をしてきた自信があるのであれば、その自信をしっかりと持って試合に臨んでいきましょう。
守備の基本練習5