なぜ体幹トレーニングが必要と言われるのか?
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
体幹トレーニングは大切だとよく言われますが、なぜ必要なのかは意外と知られていなかったりします。まずはじめになぜ体幹が大切と言われているのかを説明していきますので、しっかりと理解をした上で、トレーニングするようにしましょう。
体幹とは、腹筋や背筋のことを指すように使われることが多いですが、必ずしもそうとは限りません。体幹とはその時の通り、体の「幹」となる部分です。実際に立っている木で考えてみると分かりやすいと思いますが、木は地面からまっすぐ生えている太い部分が「幹」、その幹から分かれているのが「枝」となっています。
人間の場合は、上半身の赤い部分が「幹」にあたり、腕や脚などが「枝」となります。
つまりこの赤い部分が体幹ということになるのですが、体幹部分は肩甲骨や股関節によって安定性を保たれています。そのためいくら腹筋背筋が強くても、肩甲骨や股関節周りの使い方や筋力が弱ければ安定性を保つことができないため、「体幹が弱い」と言われてしまうのです。
もちろん股関節や肩甲骨周りの筋肉に腹筋や背筋も含まれているので、腹筋背筋が弱ければ体幹は上手く役割を果たしてくれないので、体幹を強くするには単純な筋力も必要となるでしょう。
ではそもそもなぜ体幹が必要なのかという話に戻リましょう。
下の画像をみてみましょう。
この木は最初にみた木と比べて幹の部分が大分細くなっています。
仮にこの木に太い枝がいくつも生えていたらどうでしょうか?
おそらくこの幹の細さでは枝を支えきることができず、少し強い刺激を与えれば枝が折れてしまうことでしょう。この幹が細い状態が人間でいう「体幹が弱い」状態です。
体幹が弱いと腕や脚を支え切ることができず、いくら腕や脚に力があったとしても、その力を100%発揮することができないのです。
その結果、体幹が弱いと野球ではバットを強く振ることもボールを速く投げることもできなくなってしまうのです。これが体幹が大切だと言われる理由です。
もちろん体幹が全てとは言いませんが、ある程度レベルが上がってくると、体幹が弱い選手は
通用しなくなってしまいます。小・中学生の場合は、そこまで過度にトレーニングをする必要はありませんが、それでもある程度負荷をかけておくことが、今後のためにも大切になってくるので、体幹の強化は行なっていきましょう。
次回は体幹トレーニングの具体的な方法をお伝えします。