野球 片足でバランスをとる重要性と方法②
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
前回は片足でバランスをとることの重要性を解説しました。
片足でバランスがとれることで、バッティング、ピッチング、守備、走塁、全ての場面でパフォーマンスがあがっていきます。
今回は、どのようにしてバランスをとっていくべきかを解説していきます。
なぜバランスが悪くなってしまうのかを考えていきましょう。
その原因は大きく分けて3つあります。
まず1つ目「頭の位置」
頭の重さは個人差はありますが、約7〜10kgほどあると言われています。
数字にして見るとそれぐらいかと思うかもしれませんが、これはかなり重いということをまず理解しておきましょう。
練習でよくメディシンボールを使う選手は、3kgのメディシンボール3つ分と考えるとかなり重いことが想像できると思います。
この重さの頭が足の真上にきていれば安定感が出ると思いますが、片足になると地面に接している足の上に頭を持ってくることがうまくできずにバランスを崩す原因となります。
2つ目の原因となるのが、お腹周りの筋肉です。
いわゆる腹筋背筋や側筋といった部分です。お腹周りの筋肉が弱い状態だと、骨盤から頭にかけてのラインをまっすぐに保つことができません。
その結果、体を左右にそらしたような状態になってしまい、頭の位置が安定せず、さらに頭の重さでバランスを崩してしまいます。
そして3つ目が、片足が上半身を支える土台の役割を担えていない、ということです。
下半身は上半身の下にあり、土台として上半身を支えています。
しかしこの土台が片足となると、片方の足で上半身全てを支える必要が出てきます。
つまりこの時に片足で上半身を支え切る筋力がなければ、必然的にバランスを崩すことになり、土台が崩れれば全体のバランスが崩れてしまう結果に繋がってしまうのです。
よってバランスを保つためには、まず片足で上半身を支え切る筋力として、臀筋を強化し、上半身をまっすぐに保つためのお腹周りの筋肉である
腹筋・背筋・側筋を鍛え、その上で頭の位置を土台となる片足の真上に位置することができれば、安定したバランスを取ることができることになります。
こうしたバランスは、体重が重い選手の方が支える重量が重い分、筋力を必要とするため難しいですが、体重が重い選手は普段からそうしたバランスがとりずらい状態で過ごしてきたため、効率よくバランスを取る感覚が養われているというケースもあります。
バランス感がない選手は、こうしたバランスを取る感覚を呼び覚すことと、お腹周りの筋肉と臀部の筋肉を鍛えることで、動きがスムーズになり
全ての面でパワーアップすることができるでしょう。