少年野球で大切にしてほしいこと2
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
前回は少年野球で大切にして欲しいこととして、まず野球を好きになってもらうこと、次に怪我をさせないこと、基礎的な知識や技術を教えることを伝えていきました。
そして最後に必要なこととして勝敗があります。
やはり野球をやる以上は勝ち負けがつきものです。
ですが少年野球においてその優先順位はあまり高くはありません。
勝利は確かに大切です。
しかしそれ以上に選手の将来性の方が大切です。
もし勝利だけを優先するのであれば簡単です。
毎日チーム練習を行い、徹底的に練習をさせることです。
おそらく本当にそれだけで少年野球はある程度勝ててしまうでしょう。
ですがそこには子供の自主性はありません。
チームが変われば、やらされることに慣れているので、自ら練習をすることはないでしょう。
また、野球だけを毎日やるには小学生の体は持たず、体への負担が怪我につながり、それが選手生命を縮める結果となるかもしれません。
それだけではなく、色々な神経が磨かれていく成長期である子供の時期に、他のスポーツやスポーツ以外の体験をさせるチャンスを奪うことは、野球の選手としての将来性を奪ってしまったり、野球以外の可能性を奪うことにつながりかねません。
以上の理由から少年野球では勝利を目指すことは大切ではあっても、その優先順位はとてつもなく低いのです。
それにも関わらずなぜ勝利のためにと、大人がやりすぎてしまうのかというと、意外に多くの人が、少年野球の先にある世界を知らないからです。
本当に野球の知識や高いレベルでの野球経験がある人であれば、少年野球で全国優勝を目指させることはしないでしょう。
それは自身の知識や経験から、小学生のうちからそんなに全てをかけて頑張る必要がないことを知っているからです。
しかし自分が野球をやっていないが子供が始めた機会に、初めて野球を始めた場合、少年野球が全てとなってしまい、将来を考えずに、ついやらせすぎてしまうのです。
勉強であれば小さいうちから頑張れば、中学・高校・大学と良いことしかないでしょう。しかしその感覚で野球をやってしまってはいけません。
これは非常に危険な状態ですが、残念ながら多くの少年野球チームが、この状態に陥ってしまっています。こうした状況を打開し選手を守っていくためには、海外のサッカークラブのように、小学校から高校生までの一貫した育成制度が必要かもしれませんね。
いずれにしても子供の将来性を守ってあげるためにも、少年野球における勝敗の優先順位を下げることは大切だと思います。
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