東京六大学野球開幕

こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
先日東京六大学野球が開幕しました。

六大学野球は早稲田大学、慶應大学、法政大学、明治大学、立教大学、東京大学の6つの大学からなり、日本の学生野球界で最高峰のリーグと言われています。

出場選手の出身校には甲子園の常連校が名を連らね、甲子園のスター選手も多く在籍しています。また馴染みのない高校であっても、強豪ぞろいのメンバーの中からレギュラーを勝ち取った選手なので、相当な実力者と言えるでしょう。
こうしたトップレベルで注目度も高いリーグということで、ドラフト会議では毎年のように六大学から指名を受ける選手が出ています。今シーズンの注目は法政大学が連覇を成し遂げられるかということと、早稲田大学が元プロ野球選手の小宮山さんを新たに監督に迎えて、どのような試合を繰り広げるかということです。

早稲田大学と法政大学は、現在優勝回数が45回と1位タイで並んでいます。その他の大学も
明治39回
慶應36回
立教13回
東大0回
と東京大学を除けば、実力は非常に拮抗しており、全ての大学に優勝のチャンスがあるといっていいでしょう。

昨年甲子園で春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭の主将、中川選手も今年春早稲田大学に入学しました。
中川選手が1年生から試合に出場し、活躍をすることができるか、高校野球ファンの人からすれば注目の1つかもしれません。

未だ優勝のない東京大学も今では100人近い部員が在籍しており、力をつけてきています。特に今シーズン東大はユニフォームの大幅変更が行われ、変革期にあるようです。他の大学とは違い、推薦がないため、高校時代のスター選手はいませんが、全国から文武両道を目指す選手たちが入部してくるため、他大学と接戦を繰り広げることも決して珍しくはありません。

大学野球の魅力はリーグ戦であるということです。
勝ち点制のため、同一カードを最低でも2試合行います。1勝1敗なら第3試合が引き分けがあれば、さらにもう1試合と先に2勝するまで試合が続きます。ここで必要になってくるのは、投手力とその層の厚さでしょう。2連戦3連戦となってくると、毎回一人のピッチャーに頼るわけにはいきません。そのためどこの大学も第1戦の先発と第2戦の先発を用意し、それぞれの試合でリリーフピッチャーを待機させています。

大学野球が面白いのは投手が完全に分業制にはなっていないことです。
プロ野球の場合先発は先発専門、リリーフはリリーフ専門、クローザーはクローザー専門とはっきり分かれており、シーズン中に大きく入れ替わることはありません。大学野球の場合は調子がよければリリーフピッチャーが次の試合の先発ということも十分にありえます。エースや継投を固定できているチームの方が安定感があり、優勝に近づくのですが、短期決戦のため、調子の良い選手をどんどん使っていくのが鉄則となっています。

またリーグ戦で面白いのは打率や防御率、勝率や本塁打数など各大学の選手同士で競うことができるという点です。
シーズン終了後には首位打者、最優秀防御率賞、ベストナインなどの表彰も行われます。
最下位チームから首位打者が出ることもあり得るので、チームの順位だけでなく個人記録も見所となるでしょう。
こうした個人記録の争いは東京六大学のホームページにも記載されているので、ぜひ一度ご覧人なってみてはいかがでしょうか?

ホームページはこちら

また大学野球をみたことがないという方も、この機会に神宮球場へ足を運んでいただきレベルの高さを実感していただければと
思います。

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